京阪神ビルディング 事業分析

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有価証券報告書(2026-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

京阪神ビルディング株式会社は、主に土地建物の賃貸事業を中核とする不動産会社である。オフィスビル、データセンタービル、ウインズビル(場外勝馬投票券発売所)、商業施設、物流倉庫といった多様な物件を保有し、これらを直接賃貸するビジネスモデルを展開している。また、建物所有者から建物を賃借し、転貸する事業も手掛ける。事業に付随して、建物・機械設備の維持管理や清掃などのビル管理業務も提供している。収益の柱はデータセンタービル賃貸事業で、売上高の半分以上を占める。事業地域は大阪府に集中しているが、長期経営計画に基づき首都圏や海外への投資を積極化し、ポートフォリオの分散と成長を目指している。

2. 要点(3行)

不動産賃貸事業を主軸とし、データセンタービルが収益の牽引役。長期経営計画でポートフォリオ多様化とESG経営を推進。特定の顧客や地域への集中リスクがあるが、財務基盤は健全で持続的成長を目指す。

3. 経営者の質

代表取締役社長は若林常夫氏。阪急電鉄出身で、阪急阪神不動産での代表取締役社長経験を経て、2021年に当社取締役に就任し、2022年6月から現職。代表取締役専務執行役員多田順一氏は住友銀行出身で、2018年から当社顧問を務め、2025年6月から現職。同社は特定の創業家によるオーナー経営ではなく、大手企業出身者を経営陣に迎え入れている点で、専門性と多様性を重視している姿勢が伺える。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期2026年03月期
連結経営指標等
売上高 178.2億円 188.8億円 193.1億円 195.8億円 202.6億円
経常利益又は経常損失(△) 48.8億円 50.4億円 48.4億円 48.3億円 56.0億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 51.6億円 41.9億円 37.9億円 43.9億円 46.8億円
包括利益 38.8億円 39.6億円 58.5億円 38.4億円 87.5億円
純資産額 705.1億円 708.7億円 748.7億円 763.2億円 814.0億円
総資産額 1499.9億円 1523.2億円 1666.2億円 1771.0億円 1856.0億円
1株当たり純資産額 1,403.66円/株 1,445.53円/株 1,528.74円/株 1,569.84円/株 1,706円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 102.34円/株 84.66円/株 77.47円/株 89.9円/株 96.86円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 101.98円/株 84.44円/株 77.3円/株 89.69円/株 96.77円/株
自己資本比率 46.9% 46.5% 44.9% 43.1% 43.8%
自己資本利益率 7.3% 5.9% 5.2% 5.8% 5.9%
株価収益率 1460.0% 1410.0% 2110.0% 1510.0% 2000.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 27.4億円 89.2億円 82.2億円 72.9億円 76.9億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -86.5億円 -121.0億円 -112.7億円 -82.2億円 -20.5億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -57.6億円 -13.8億円 64.1億円 62.6億円 -26.8億円
現金及び現金同等物の残高 98.8億円 53.1億円 86.7億円 140.6億円 169.1億円
従業員数 5100.0% 5300.0% 6000.0% 6400.0% 6600.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 150.2億円 178.8億円
固定資産 1620.8億円 1677.3億円
資産 1771.0億円 1856.0億円
負債の部
流動負債 157.6億円 118.3億円
固定負債 850.2億円 923.8億円
負債 1007.8億円 1042.0億円
純資産の部
株主資本 751.0億円 761.6億円
評価・換算差額等 11.4億円 52.2億円
新株予約権 0.8億円 0.2億円
純資産 763.2億円 814.0億円
負債純資産 1771.0億円 1856.0億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 195.8億円 202.6億円
売上原価 126.7億円 126.3億円
売上総利益又は売上総損失(△) 69.1億円 76.2億円
販売費及び一般管理費 19.3億円 19.8億円
営業利益又は営業損失(△) 49.8億円 56.5億円
営業外収益 6.1億円 8.2億円
営業外費用 7.6億円 8.6億円
経常利益又は経常損失(△) 48.3億円 56.0億円
特別利益 14.9億円 11.6億円
特別損失 0.2億円 0.1億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 63.0億円 67.5億円
法人税、住民税及び事業税 18.9億円 20.1億円
法人税等調整額 0.2億円 0.6億円
法人税等 19.1億円 20.8億円
当期純利益又は当期純損失(△) 43.9億円 46.8億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 43.9億円 46.8億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 72.9億円 76.9億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -82.2億円 -20.5億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 62.6億円 -26.8億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 0.6億円 -1.1億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 53.9億円 28.5億円
現金及び現金同等物の残高 140.6億円 169.1億円
現金及び現金同等物の残高 140.6億円 169.1億円