企業解説
1. 企業概要
大阪府松原市に本社を置く不動産会社。大阪、福岡、愛知、沖縄の4エリアを拠点に、不動産仲介、新築戸建分譲(売上の55.5%を占める中核)、建設請負、損害保険代理、不動産賃貸の5事業を垂直統合で展開。主要顧客は一次取得層(初めて住宅を購入する層)であり、半径約2.5kmの狭い商圏を対象とした「地域密着型営業」を強みとする。競合環境は大手から中小まで乱立しているが、仲介から分譲・リフォームまでをワンストップで提供する体制で差別化を図っている。
2. 要点(3行)
- 沖縄エリアの拠点拡大が奏功し、売上高144.8億円(前期比22.9%増)、純利益4.8億円(同41.1%増)と大幅な増収増益を達成。
- 新築戸建分譲事業が牽引役となりセグメント利益が前期比155.4%増と爆発的に成長、ROEも14.7%と高い収益性を維持。
- 自己資本比率は20.9%と低位だが、営業CFが17.1億円の黒字へ大幅改善し、配当増額と自社株買い(約1.5億円)など株主還元を強化。
3. 業績・収益性のトレンド
売上高は144億8,845万円(前期比22.9%増)、経常利益は7億6,856万円(同31.7%増)と極めて好調。増収の主因は、中核の新築戸建分譲における販売件数の増加と価格調整の進展、および2022年に進出した沖縄エリアでの大幅な伸長。収益性指標では、ROE(自己資本利益率)が前期の11.0%から14.7%へ上昇し、効率的な経営が進んでいる。自己資本比率は20.9%(前期19.4%)と、不動産業界特有の有利子負債依存度はあるものの、健全な改善傾向にある。
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プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2020年12月期 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 121.6億円 | 118.0億円 | 129.7億円 | 117.9億円 | 144.9億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 9.2億円 | 4.2億円 | 5.5億円 | 5.8億円 | 7.7億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 5.6億円 | 2.8億円 | 4.2億円 | 3.4億円 | 4.8億円 |
| 包括利益 | 5.6億円 | 2.8億円 | 4.2億円 | 3.5億円 | 4.8億円 |
| 純資産額 | 26.5億円 | 27.8億円 | 30.4億円 | 32.0億円 | 33.7億円 |
| 総資産額 | 106.9億円 | 138.9億円 | 151.0億円 | 165.5億円 | 161.1億円 |
| 1株当たり純資産額 | 657.77円/株 | 688.25円/株 | 752.52円/株 | 794.42円/株 | 879.35円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 138.61円/株 | 69.81円/株 | 104.19円/株 | 85.15円/株 | 122.4円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 24.8% | 20.0% | 20.1% | 19.4% | 20.9% |
| 自己資本利益率 | 23.0% | 10.4% | 14.5% | 11.0% | 14.7% |
| 株価収益率 | 590.0% | 950.0% | 660.0% | 1000.0% | 630.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 15.0億円 | -18.0億円 | -4.5億円 | 1.8億円 | 17.2億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -3.5億円 | -14.2億円 | -5.5億円 | -12.2億円 | -1.8億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -2.0億円 | 31.2億円 | 8.5億円 | 10.5億円 | -12.4億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 38.8億円 | 37.8億円 | 36.2億円 | 36.4億円 | 39.3億円 |
| 従業員数 | 21400.0% | 22900.0% | 21900.0% | 23400.0% | 23700.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 1100.0% | — | — | — | — |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 113.8億円 | 119.7億円 |
| ▶ 固定資産 | 51.7億円 | 41.3億円 |
| ▶ 繰延資産 | 0.0億円 | 0.0億円 |
| 資産 | 165.5億円 | 161.1億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 73.2億円 | 57.2億円 |
| ▶ 固定負債 | 60.2億円 | 70.2億円 |
| 負債 | 133.4億円 | 127.4億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 31.7億円 | 33.4億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 0.3億円 | 0.3億円 |
| 純資産 | 32.0億円 | 33.7億円 |
| 負債純資産 | 165.5億円 | 161.1億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 117.9億円 | 144.9億円 |
| 売上原価 | 79.0億円 | 101.3億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 38.9億円 | 43.6億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 32.0億円 | 34.8億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 6.9億円 | 8.8億円 |
| ▶ 営業外収益 | 0.3億円 | 0.3億円 |
| ▶ 営業外費用 | 1.3億円 | 1.4億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 5.8億円 | 7.7億円 |
| ▶ 特別利益 | 0.0億円 | 0.0億円 |
| ▶ 特別損失 | 0.0億円 | 0.1億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 5.8億円 | 7.6億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 2.3億円 | 2.8億円 |
| 法人税等調整額 | 0.1億円 | -0.1億円 |
| 法人税等 | 2.4億円 | 2.7億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 3.4億円 | 4.8億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 3.4億円 | 4.8億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 1.8億円 | 17.2億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -12.2億円 | -1.8億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | 10.5億円 | -12.4億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 0.2億円 | 3.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 36.4億円 | 39.3億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 36.4億円 | 39.3億円 |