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富士急行 事業分析

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有価証券報告書(2026-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

富士急行株式会社は、富士山麓地域を中心に、運輸業、不動産業、レジャー・サービス業を中核とする多角的な事業を展開しています。鉄道、バス、タクシー、船舶、索道といった交通インフラから、遊園地、ホテル、ゴルフ場、スキー場、アウトドア施設まで幅広いサービスを提供し、さらに物品販売、建設、ミネラルウォーター製造、情報処理サービスなども手掛けています。

主要な収益源はレジャー・サービス業と運輸業で、当連結会計年度の営業収益は535億円でした。特に、富士山という世界遺産を核とした地域に根差した事業展開が特徴であり、各事業が相互に連携することで、富士山麓エリアでの独自の顧客体験価値を創出し、収益を上げています。

2. 要点(3行)

富士急行は富士山麓を拠点に、運輸、不動産、レジャー・サービスを多角的に展開し、地域インフラと観光資源の統合で独自の顧客体験を創出。オーナー経営のもと、インバウンド回復と顧客体験価値向上への成長投資を重視する一方、自然災害や人手不足などの地域特有リスクに直面。広大な土地や有価証券の含み益は事業価値を支える。

3. 経営者の質

代表取締役社長の堀内 光一郎氏は、日本長期信用銀行を経て1988年に当社に入社後、経営企画部長、取締役、専務取締役、代表取締役社長へと昇進しており、当社およびグループ主要会社の経営に長年携わっています。また、大株主である公益財団法人堀内浩庵会や株式会社エフ・ジェイ(堀内家関連会社と推察される)の存在、堀内社長自身も相当数の株式を保有していることから、堀内家によるオーナー経営の性格が強いと判断できます。長男である堀内基光氏も常務取締役を務めており、経営の連続性も確保されています。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期2026年03月期
連結経営指標等
営業収益 350.8億円 429.2億円 507.0億円 522.3億円 535.2億円
経常利益又は経常損失(△) 4.9億円 40.1億円 79.4億円 81.3億円 86.2億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 3.8億円 23.2億円 45.7億円 51.1億円 58.0億円
包括利益 2.2億円 27.3億円 63.7億円 58.3億円 77.6億円
純資産額 245.8億円 267.8億円 323.5億円 367.9億円 430.0億円
総資産額 983.4億円 1007.5億円 1005.4億円 1011.0億円 1027.9億円
1株当たり純資産額 446.92円/株 487.38円/株 590.17円/株 672.12円/株 787.27円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 7.09円/株 43.67円/株 86.1円/株 96.19円/株 109.2円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 24.1% 25.7% 31.2% 35.3% 40.7%
自己資本利益率 1.6% 9.3% 16.0% 15.2% 15.0%
株価収益率 55160.0% 10050.0% 4590.0% 2330.0% 2230.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 64.0億円 89.7億円 130.0億円 108.4億円 117.3億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -41.1億円 -48.3億円 -57.0億円 -58.6億円 -81.5億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -29.8億円 -22.1億円 -84.4億円 -61.2億円 -80.2億円
現金及び現金同等物の残高 170.4億円 189.9億円 178.4億円 167.0億円 122.7億円
従業員数 169700.0% 165700.0% 172700.0% 191900.0% 197900.0%
平均臨時雇用人員 104700.0% 110300.0% 117000.0% 112100.0% 108700.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 330.8億円 290.7億円
固定資産 680.0億円 737.0億円
繰延資産 0.2億円 0.1億円
資産 1011.0億円 1027.9億円
負債の部
流動負債 227.3億円 181.9億円
固定負債 415.8億円 416.0億円
負債 643.2億円 597.9億円
純資産の部
株主資本 326.0億円 368.6億円
評価・換算差額等 30.9億円 49.4億円
非支配株主持分 11.0億円 11.9億円
純資産 367.9億円 430.0億円
負債純資産 1011.0億円 1027.9億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
営業収益 522.3億円 535.2億円
営業費 439.2億円 447.6億円
営業利益又は営業損失(△) 83.1億円 87.6億円
営業外収益 3.2億円 4.2億円
営業外費用 5.1億円 5.7億円
経常利益又は経常損失(△) 81.3億円 86.2億円
特別利益 8.1億円 21.3億円
特別損失 13.4億円 20.7億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 76.0億円 86.8億円
法人税、住民税及び事業税 21.7億円 27.0億円
法人税等調整額 2.1億円 0.8億円
法人税等 23.9億円 27.8億円
当期純利益又は当期純損失(△) 52.1億円 59.0億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 1.1億円 1.0億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 51.1億円 58.0億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 108.4億円 117.3億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -58.6億円 -81.5億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -61.2億円 -80.2億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) -11.4億円 -44.3億円
現金及び現金同等物の残高 167.0億円 122.7億円
現金及び現金同等物の残高 167.0億円 122.7億円