鴻池運輸株式会社は、単なる物流業に留まらず、製造・サービス工程への「アウトソーシング」を強みとする複合サービス企業である。事業は以下の3セグメントで構成される。
- 複合ソリューション事業: 素材、食品、航空、医療分野等における工場内生産工程の請負や、医療器材の滅菌、空港地上支援(グランドハンドリング)等を提供。
- 国内物流事業: 冷凍・冷蔵倉庫を核とした定温物流、および一般物流。
- 国際物流事業: 海上・航空貨物フォワーディング、海外現地での物流・請負。
主要顧客: 日本製鉄株式会社(連結売上高の11.9%、410億円を占める)。 競合環境: 物流・請負業界全般での価格競争に加え、顧客の内製化リスクがあるが、医療や空港等の専門性の高い領域で差別化を図っている。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
6.2%
≧10%が優良
ROA
7.5%
≧5%が優良
ROE
9.8%
≧10%が優良
ROIC
7.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
9.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
28.6%
≧10%が優良
EPS成長率
23.7%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、空港関連の需要回復や海外M&Aの効果により、売上高・各段階利益ともに過去最高を更新、ROEは10.0%に到達した。
- 新中期経営計画2027を策定し、インドの国営鉄鋼スラグ処理会社FSNL社の完全子会社化など、海外成長投資とM&Aを加速。
- 株主還元を大幅に強化し、配当性向は54.4%(1株96円)に上昇。資本効率の向上と成長投資のバランスを重視する姿勢が鮮明。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-12 16:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 66.8億円 / 予想: 220.0億円
+3.5%
売上高
実績: 892.9億円 / 予想: 3670.0億円
+6.7%
2Q
営業利益
実績: 125.9億円 / 予想: 225.0億円
+4.7%
売上高
実績: 1793.2億円 / 予想: 3550.0億円
+5.7%
3Q
営業利益
実績: 192.5億円 / 予想: 225.0億円
+8.0%
売上高
実績: 2702.8億円 / 予想: 3550.0億円
+4.6%
3行解説
- 利益進捗が極めて順調: 営業利益は192.5億円(前年同期比8.0%増)となり、通期計画225億円に対して85.6%と高い進捗率を記録。
- インド鉄鋼と航空回復が牽引: 複合ソリューション事業がインド子会社の連結化や空港関連(国際線復便)の寄与で大幅増益(12.1%増)を達成し、全体の成長をリード。
- 最終減益は一過性要因: 親会社株主に帰属する四半期純利益は9.5%減だが、これは前期の政策保有株式処分による利益の反動であり、本業の収益性は向上。
書類一覧
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短信
2026-02-12 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-11-14 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-08-08 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
有報
2025-06-23 2025-03 期末 有価証券報告書-第85期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-05-09 2025-03 通期 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-02-14 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)