ヤマトホールディングス 事業分析

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有価証券報告書(2026-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

ヤマトグループは、ヤマトホールディングス株式会社を純粋持株会社とする企業集団である。主要な収益源は「エクスプレス事業」であり、宅急便を中心とした国内輸配送サービスを提供している。これに加え、法人顧客向けにサプライチェーンの課題解決を支援する「コントラクト・ロジスティクス事業」、国際フォワーディングや海外ロジスティクスを展開する「グローバル事業」、車両整備やEV関連サービスを行う「モビリティ事業」、ITシステム開発や金融サービスなどの「その他」事業も展開する。収益の大部分をエクスプレス事業が占め、国内の強固な物流インフラを基盤に、法人・グローバル領域でのソリューション提供や環境・技術を活用した新規ビジネスモデルの創出を目指すビジネスモデルである。

2. 要点(3行)

国内の宅急便ネットワークを基盤とし、高付加価値の法人向け事業や環境・技術を活用した新規事業で成長を目指す。人件費・燃料費上昇や国内市場の競争激化・人口減少が構造的課題であるものの、経営陣は事業現場に精通し、プライシング適正化やDX推進で対応する姿勢。

3. 経営者の質

代表取締役会長は長尾裕氏(1965年8月31日生)、代表取締役社長は栗栖利蔵氏(1960年9月29日生)である。長尾氏は1988年入社以来、ヤマト運輸の営業推進、支店長、執行役員、代表取締役社長兼社長執行役員を歴任し、2026年4月に当社代表取締役会長に就任した。栗栖氏は1983年入社以来、経理部長、財務部長、執行役員、ヤマトフィナンシャル㈱代表取締役社長兼社長執行役員、ヤマト運輸㈱代表取締役兼専務執行役員などを務め、2026年4月に当社代表取締役に就任した。両氏ともに、グループの基幹事業である物流の現場と財務の両面で深い経験と実績を有している。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期2026年03月期
連結経営指標等
営業収益 17936.2億円 18006.7億円 17586.3億円 17627.0億円 18656.8億円
経常利益又は経常損失(△) 843.3億円 580.7億円 404.6億円 195.9億円 262.6億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 559.6億円 459.0億円 376.3億円 379.4億円 136.6億円
包括利益 472.8億円 461.1億円 420.0億円 506.1億円 154.7億円
純資産額 5982.3億円 6164.3億円 5919.8億円 6003.5億円 5820.6億円
総資産額 10868.5億円 11075.9億円 11817.8億円 12674.3億円 12801.7億円
1株当たり純資産額 1,611.34円/株 1,684.87円/株 1,708円/株 1,806.52円/株 1,803.21円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 151.03円/株 126.64円/株 107.23円/株 111.87円/株 43.07円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 54.3% 55.1% 49.6% 46.5% 44.6%
自己資本利益率 9.6% 7.6% 6.3% 6.5% 2.4%
株価収益率 1520.0% 1790.0% 2010.0% 1750.0% 4050.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 520.2億円 899.5億円 643.3億円 477.3億円 722.2億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -589.4億円 -494.2億円 -224.3億円 -443.6億円 -72.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -544.6億円 -386.2億円 -307.8億円 94.2億円 -370.7億円
現金及び現金同等物の残高 1806.0億円 1832.3億円 1947.0億円 2080.6億円 2378.2億円
従業員数 21687300.0% 21019700.0% 17743000.0% 17282200.0% 17469600.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 5211.6億円 5561.9億円
固定資産 7462.7億円 7239.8億円
資産 12674.3億円 12801.7億円
負債の部
流動負債 3546.4億円 3589.4億円
固定負債 3124.4億円 3391.7億円
負債 6670.8億円 6981.1億円
純資産の部
株主資本 5603.5億円 5415.2億円
評価・換算差額等 289.1億円 295.1億円
非支配株主持分 110.9億円 110.2億円
純資産 6003.5億円 5820.6億円
負債純資産 12674.3億円 12801.7億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
営業収益 17627.0億円 18656.8億円
営業原価 16926.7億円 17769.3億円
営業総利益又は営業総損失(△) 700.3億円 887.4億円
販売費及び一般管理費 558.2億円 604.4億円
営業利益又は営業損失(△) 142.1億円 283.0億円
営業外収益 82.0億円 58.8億円
営業外費用 28.1億円 79.2億円
経常利益又は経常損失(△) 195.9億円 262.6億円
特別利益 386.0億円 209.5億円
特別損失 33.9億円 173.6億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 547.9億円 298.5億円
法人税、住民税及び事業税 172.5億円 113.4億円
法人税等調整額 -8.2億円 48.0億円
法人税等 164.3億円 161.4億円
当期純利益又は当期純損失(△) 383.6億円 137.1億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 4.2億円 0.5億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 379.4億円 136.6億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 477.3億円 722.2億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -443.6億円 -72.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 94.2億円 -370.7億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 1.0億円 18.9億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 129.0億円 297.6億円
現金及び現金同等物の残高 2080.6億円 2378.2億円
連結子会社の決算期変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 4.6億円
現金及び現金同等物の残高 2080.6億円 2378.2億円