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商船三井 事業分析

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有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

商船三井(MOL)は、140年以上の歴史を持つ世界最大級の総合海運企業です。ドライバルク船、油送船、LNG船、自動車船、コンテナ船(持分法適用会社のONE社を通じて展開)など多角的な船隊を保有し、世界規模で海上貨物輸送サービスを提供しています。近年は海運一本足打法からの脱却を目指し、不動産(ダイビル)、フェリー、クルーズ、洋上風力発電などの「ウェルビーイングライフ事業」や海洋事業への投資を加速させています。競合環境としては、国内では日本郵船、川崎汽船と、海外ではマースクなどのメガキャリアと激しいシェア・運賃競争を繰り広げています。

2. 要点(3行)

  • コンテナ船事業(ONE)の好況とエネルギ―事業のM&A効果により、経常利益は前期比62.1%増の4,197億円と大幅増益を達成。
  • 経営計画「BLUE ACTION 2035」に基づき、1.8兆円超の投資を計画。Gearbulkの連結化やLBCの買収など、安定収益源の確保に向けた攻めの姿勢が鮮明。
  • 配当性向30%(年間360円)に加え、1,000億円規模の自己株買いを実施するなど、海運セクター特有の好業績を株主還元へ強力に反映。

3. 業績・収益性のトレンド

FY2024の連結業績は、売上高1兆7,754億円(前期比9.1%増)、営業利益1,508億円(同46.3%増)、経常利益4,197億円(同62.1%増)と極めて好調でした。

  • 増益理由: 紅海情勢に伴う喜望峰ルートへの迂回によりコンテナ船の需給が逼迫し、持分法投資利益が2,623億円(前期比約2.8倍)に急増したことが主因です。また、買収したケミカル船事業(Fairfield社)も増収に寄与しました。

続きで読める項目(スタンダードプラン以上)

  • 🔒 業績・収益性のトレンド
  • 🔒 事業セグメント別の明暗
  • 🔒 成長戦略の具体性と進捗
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  • 🔒 キャッシュフローの質
  • 🔒 資産の健全性
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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上高 9914.3億円 12693.1億円 16119.8億円 16279.1億円 17754.7億円
経常利益又は経常損失(△) 1336.0億円 7217.8億円 8115.9億円 2589.9億円 4197.0億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 900.5億円 7088.2億円 7960.6億円 2616.5億円 4254.9億円
包括利益 753.3億円 7769.5億円 9924.4億円 4610.3億円 5001.4億円
純資産額 6991.5億円 13348.7億円 19376.2億円 23696.8億円 27242.2億円
総資産額 20955.6億円 26867.0億円 35642.5億円 41221.5億円 49844.5億円
1株当たり純資産額 1,610.04円/株 3,532.32円/株 5,322.35円/株 6,496.19円/株 7,687.49円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 250.99円/株 1,970.16円/株 2,204.04円/株 722.85円/株 1,186.6円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 250.22円/株 1,960.97円/株 2,196.51円/株 721.05円/株 1,184.45円/株
自己資本比率 27.6% 47.4% 54.0% 57.1% 53.9%
自己資本利益率 16.5% 76.5% 49.8% 12.2% 16.9%
株価収益率 515.0% 174.0% 150.0% 638.0% 437.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 989.0億円 3076.4億円 5499.3億円 3142.0億円 3605.0億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -546.6億円 -1074.5億円 -2819.9億円 -3528.7億円 -4508.0億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -617.0億円 -1917.8億円 -2817.1億円 497.3億円 1170.6億円
現金及び現金同等物の残高 834.4億円 971.4億円 910.5億円 1155.2億円 1559.8億円
従業員数 857100.0% 854700.0% 874800.0% 979500.0% 1050000.0%
平均臨時雇用人員 246300.0% 249400.0% 248500.0% 286300.0% 307100.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 4686.6億円 5700.2億円
固定資産 36534.9億円 44144.3億円
資産 41221.5億円 49844.5億円
負債の部
流動負債 6449.0億円 5233.4億円
固定負債 11075.7億円 17368.9億円
負債 17524.7億円 22602.3億円
純資産の部
株主資本 18681.9億円 21181.9億円
評価・換算差額等 4856.7億円 5682.7億円
新株予約権 3.1億円 2.1億円
非支配株主持分 155.1億円 375.5億円
純資産 23696.8億円 27242.2億円
負債純資産 41221.5億円 49844.5億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 16279.1億円 17754.7億円
売上原価 13789.6億円 14578.0億円
売上総利益又は売上総損失(△) 2489.5億円 3176.7億円
販売費及び一般管理費 1458.1億円 1668.1億円
営業利益又は営業損失(△) 1031.3億円 1508.5億円
営業外収益 1780.9億円 2966.0億円
営業外費用 222.4億円 277.4億円
経常利益又は経常損失(△) 2589.9億円 4197.0億円
特別利益 416.7億円 492.4億円
特別損失 52.4億円 162.1億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 2954.2億円 4527.4億円
法人税、住民税及び事業税 471.2億円 363.8億円
法人税等調整額 -145.8億円 -101.2億円
法人税等 325.4億円 262.6億円
当期純利益又は当期純損失(△) 2628.7億円 4264.7億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 12.2億円 9.8億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 2616.5億円 4254.9億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 3142.0億円 3605.0億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -3528.7億円 -4508.0億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 497.3億円 1170.6億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 74.6億円 49.6億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 185.2億円 317.2億円
現金及び現金同等物の残高 1155.2億円 1559.8億円
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 59.5億円 86.5億円
非連結子会社との合併に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1.0億円
現金及び現金同等物の残高 1155.2億円 1559.8億円