商船三井(MOL)は、140年以上の歴史を持つ世界最大級の総合海運企業です。ドライバルク船、油送船、LNG船、自動車船、コンテナ船(持分法適用会社のONE社を通じて展開)など多角的な船隊を保有し、世界規模で海上貨物輸送サービスを提供しています。近年は海運一本足打法からの脱却を目指し、不動産(ダイビル)、フェリー、クルーズ、洋上風力発電などの「ウェルビーイングライフ事業」や海洋事業への投資を加速させています。競合環境としては、国内では日本郵船、川崎汽船と、海外ではマースクなどのメガキャリアと激しいシェア・運賃競争を繰り広げています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
8.5%
≧10%が優良
ROA
3.3%
≧5%が優良
ROE
16.7%
≧10%が優良
ROIC
3.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
9.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
46.3%
≧10%が優良
EPS成長率
64.2%
≧10%が優良
3行解説
- コンテナ船事業(ONE)の好況とエネルギ―事業のM&A効果により、経常利益は前期比62.1%増の4,197億円と大幅増益を達成。
- 経営計画「BLUE ACTION 2035」に基づき、1.8兆円超の投資を計画。Gearbulkの連結化やLBCの買収など、安定収益源の確保に向けた攻めの姿勢が鮮明。
- 配当性向30%(年間360円)に加え、1,000億円規模の自己株買いを実施するなど、海運セクター特有の好業績を株主還元へ強力に反映。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-30 12:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 370.8億円 / 予想: 1060.0億円
-8.5%
売上高
実績: 4327.0億円 / 予想: 1.7兆円
-0.7%
2Q
営業利益
実績: 718.2億円 / 予想: 1040.0億円
-19.6%
売上高
実績: 8697.7億円 / 予想: 1.8兆円
-3.4%
3Q
営業利益
実績: 1027.4億円 / 予想: 1250.0億円
-16.2%
売上高
実績: 1.3兆円 / 予想: 1.8兆円
+2.0%
通期
営業利益
実績: 1270.0億円 / 予想: 未開示
-15.8%
売上高
実績: 1.8兆円 / 予想: 未開示
+2.8%
3行解説
- 2026年3月期決算は、売上高が1兆8,250億円(前期比2.8%増)と微増した一方、コンテナ船市況の下落等により経常利益は1,758億円(同58.1%減)と大幅な減益で着地。
- 次期(2027年3月期)は、LBC社の連結化等により2兆円超の増収を見込むが、地政学リスクの継続や運航コスト増を背景に、経常利益は1,450億円(同17.5%減)とさらなる減益を予想。
- 株主還元策として「累進配当」を前倒し導入し、次期は年間205円(前期比5円増)の配当を計画。攻めの投資継続により有利子負債が約6,487億円増加し、財務構成が変化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年3月期 通期 | -15.8% | +0.7% | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -16.2% | -0.7% | +0.6% | +14.9% | +35.4% |
| 2025-11-04 | 2026年3月期 第2四半期 | -19.6% | -4.3% | -4.0% | -5.2% | -1.0% |
| 2025-08-01 | 2026年3月期 第1四半期 | -8.5% | -3.4% | -6.6% | -11.1% | -18.2% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | +46.3% | -10.7% | -13.0% | -8.5% | -16.2% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +52.7% | +2.2% | +5.0% | +10.4% | +5.4% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書