短信要約
1. 要点(3行)
- 大型M&Aによる増収と「のれん」による利益圧迫: Morrison社の新規連結により営業収益は前年同期比10.5%増と大幅に伸長したが、買収に伴うのれん償却費の発生やコスト増により、営業利益は1.5%減の減益着地。
- 国内デリバリー事業は堅調、グローバル物流は苦戦: 主力のデリバリー事業はBtoB・BtoC共に取扱個数が増加(1.8%増)し増益を確保したが、グローバル物流は運賃市況の下落と円高進行により、セグメント利益が62.8%減と大幅に悪化した。
- 財務構造の急変と進捗への警戒感: 巨額の買収資金投下と自己株買い(629億円)が重なり、自己資本比率は前期末の55.8%から45.0%へ急低下。通期営業利益予想に対する進捗率も41.9%に留まり、下期の追い上げに不透明感が残る。
2. 直近の業績と進捗率
2026年3月期 第2四半期累計の実績は以下の通りです。
- 営業収益: 7,825億82百万円(前年同期比 +10.5%)
- 営業利益: 385億46百万円(同 △1.5%)
- 経常利益: 381億20百万円(同 △1.6%)
- 中間純利益: 232億42百万円(同 △8.8%)
【通期計画に対する進捗率】
- 営業収益: 47.9%(通期計画 1兆6,350億円)
- 営業利益: 41.9%(通期計画 920億円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 39.4%(通期計画 590億円)
前年同期の営業利益進捗率(2025年3月期実績ベース)と比較して、今期は利益面の進捗がやや遅れています。特にMorrison社ののれん償却(暫定で年間約50億円規模と推計)が下期も継続するため、計画達成にはデリバリー事業の繁忙期(第3四半期)における高い収益性が不可欠な状況です。
3. セグメント別のモメンタム
- デリバリー事業【勢い:維持】:
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今期累計実績
2025-04 〜 2025-09
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-09 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 7825.8億円 | +10.5% | 7080.3億円 |
| 営業利益 | 385.5億円 | -1.5% | 391.3億円 |
| 経常利益 | 381.2億円 | -1.6% | 387.4億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 232.4億円 | -8.8% | 254.9億円 |
| 包括利益 | 268.1億円 | +23.6% | 216.8億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 38.44円 | — | 40.76円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-09末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 11734.3億円 | 10406.1億円 |
| 純資産 | 5319.7億円 | 5845.9億円 |
| 自己資本比率 | 45.0% | 55.8% |
| 自己資本 | 5276.2億円 | 5801.5億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 営業収益 | 16350.0億円 | +10.5% |
| 営業利益 | 920.0億円 | +4.7% |
| 経常利益 | 900.0億円 | +1.3% |
| 当期純利益 | 590.0億円 | +1.5% |
| 1株当たり当期純利益 | 97.54円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 26円 | 26円 |
| 期末 | 26円 | 27円 予想 |
| 年間合計 | 52円 | 53円 予想 |