株式会社クオルテック(E38693)は、電子部品の受託信頼性評価試験を主力とする独立系検査会社です。
- 事業内容: パワー半導体や車載電子部品の「信頼性評価事業」を中核とし、レーザー加工等の「微細加工事業」、バイオ医薬品関連の受託試験を行う「その他事業」を展開。
- 主要製品・サービス: 環境試験、故障解析、断面研磨、パワーサイクル試験(熱ストレス耐性評価)等。
- 主要顧客: 自動車業界、特にトヨタグループ等のサプライチェーンに深く食い込んでおり、**株式会社デンソー向け売上高が全体の14.8%(5.97億円)**を占める。
- 競合環境: 「独立系」として中立性を保ちつつ、試験ラインナップの広さを活かしたワンストップサービス(Total Quality Solution)で差別化を図る。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-06 期末、2025-09-25 提出)収益性
営業利益率
9.6%
≧10%が優良
ROA
9.1%
≧5%が優良
ROE
6.8%
≧10%が優良
ROIC
7.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
11.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
0.9%
≧10%が優良
EPS成長率
-19.2%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は40.25億円(前期比11.1%増)と過去最高を更新したが、積極投資による労務費・減価償却費の増加で純利益は2.19億円(同18.6%減)と減益。
- パワー半導体向け「パワエレテクノセンター」新設など、EV化を背景とした次世代成長分野へ7.34億円の巨額設備投資を実行。
- 自己資本比率75.4%と極めて強固な財務基盤を維持しつつ、配当性向は39.6%(37円配当)へ引き上げ、株主還元を強化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-06 第2四半期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.8億円 / 予想: 4.0億円
+134.3%
売上高
実績: 9.8億円 / 予想: 44.0億円
+9.0%
2Q
営業利益
実績: 2.1億円 / 予想: 4.0億円
+34.0%
売上高
実績: 20.6億円 / 予想: 44.0億円
+6.8%
3行解説
- 利益成長の加速: 売上高は前年同期比6.8%増の20.5億円に対し、営業利益は33.8%増の2.09億円と大幅な増益を達成。研究開発費や新拠点(パワエレテクノセンター)の減価償却費増を、高付加価値案件の増加で吸収した。
- 二大事業の躍進: 主力の「信頼性評価事業」がEV化・パワー半導体需要を背景に底堅く推移したほか、「微細加工事業」がレーザ加工や表面処理技術の好調により売上高30.1%増と急成長。
- 利益進捗の順調さ: 通期利益計画に対して約52%の進捗を確保。前年同期の営業利益がマイナス成長(8.2%減)だったのに対し、今期はV字回復を見せており、勢いの変化が鮮明。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年6月期 第2四半期 | +34.0% | +3.2% | -3.8% | -3.5% | — |
| 2025-11-14 | 2026年6月期 第1四半期 | +134.3% | +0.2% | +3.9% | -1.8% | -8.6% |
| 2025-08-08 | 2025年6月期 通期 | +0.8% | -0.4% | -7.5% | -9.9% | -8.4% |
| 2025-05-15 | 2025年6月期 第3四半期 | -13.5% | +0.1% | -1.4% | -1.3% | +14.3% |
| 2025-02-14 | 2025年6月期 第2四半期 | -8.2% | -0.4% | +0.7% | -6.5% | -6.2% |
有価証券報告書
2025-09-25 有価証券報告書-第33期(2024/07/01-2025/06/30)