企業解説
1. 企業概要
アジア航測株式会社(以下、同社)は、航空測量最大手の一角であり、航空機や衛星を用いた計測技術と分析力を核とする「空間情報コンサルタント」です。
- 事業内容: 航空センサー等で取得した地理空間情報を活用し、社会インフラの維持管理や国土保全に関するコンサルティングを提供。
- 主要製品・サービス: 社会インフラマネジメント(道路・鉄道・エネルギー管理等)、国土保全コンサルタント(河川・砂防、森林管理、防災・減災対策等)。
- 主要顧客: 中央官庁、地方公共団体、電力会社等の公益事業体が売上高の大半を占める公共投資依存型のビジネスモデルです。
- 競合環境: パスコなどの大手航空測量会社と競合。近年はDX推進やAI解析技術による差別化、および「系統用蓄電所事業」などの新規領域への進出で競争優位性の確保を図っています。
2. 要点(3行)
- 業績は売上高415.9億円(前期比3.3%増)と堅調に推移したが、人的資本への投資やDX推進費用が嵩み、親会社株主に帰属する当期純利益は18.0億円(同5.2%減)の減益となった。
- 能登半島地震等の災害復旧需要を背景に「国土保全コンサルタント事業」が20.6%増収と大きく牽引し、M&A(エフウォーターマネジメント社の子会社化)により上下水道分野の強化を加速。
- 売上債権及び契約資産が28.2億円増加したことで営業キャッシュ・フローが圧迫されており、利益水準に対して現金の裏付けが弱い点、および資産の積み上がりに注意を要する。
3. 業績・収益性のトレンド
- 売上高: 415.91億円(前期比3.3%増)。公共投資の底堅さと、特に防災・減災関連の需要増が寄与しました。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年09月期 | 2022年09月期 | 2023年09月期 | 2024年09月期 | 2025年09月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 325.1億円 | 336.7億円 | 373.0億円 | 402.7億円 | 415.9億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 25.6億円 | 27.4億円 | 29.7億円 | 30.4億円 | 30.2億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 17.3億円 | 17.3億円 | 18.5億円 | 19.0億円 | 18.0億円 |
| 包括利益 | 19.8億円 | 15.6億円 | 21.3億円 | 17.7億円 | 19.7億円 |
| 純資産額 | 172.8億円 | 184.0億円 | 200.2億円 | 212.1億円 | 222.5億円 |
| 総資産額 | 289.1億円 | 315.3億円 | 336.9億円 | 364.1億円 | 396.3億円 |
| 1株当たり純資産額 | 944.94円/株 | 1,005.57円/株 | 1,093.81円/株 | 1,151.33円/株 | 1,206.81円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 95.82円/株 | 95.52円/株 | 102.18円/株 | 104.73円/株 | 99.09円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 59.1% | 57.7% | 58.7% | 57.5% | 55.4% |
| 自己資本利益率 | 10.6% | 9.8% | 9.7% | 9.3% | 8.4% |
| 株価収益率 | 975.0% | 796.0% | 879.0% | 1118.0% | 1186.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 31.8億円 | 8.8億円 | 49.1億円 | 5.9億円 | 7.1億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -13.0億円 | -16.4億円 | -18.6億円 | -21.8億円 | -32.2億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -3.8億円 | -7.9億円 | -4.8億円 | 1.0億円 | 4.6億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 70.7億円 | 55.2億円 | 80.9億円 | 67.0億円 | 46.5億円 |
| 従業員数 | 154700.0% | 158700.0% | 163600.0% | 176200.0% | 187200.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 66400.0% | 68600.0% | 73400.0% | 78800.0% | 83300.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 227.9億円 | 234.0億円 |
| ▶ 固定資産 | 136.3億円 | 162.2億円 |
| 資産 | 364.1億円 | 396.3億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 99.9億円 | 119.7億円 |
| ▶ 固定負債 | 52.2億円 | 54.1億円 |
| 負債 | 152.1億円 | 173.8億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 189.8億円 | 198.5億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 19.8億円 | 21.2億円 |
| 非支配株主持分 | 2.5億円 | 2.9億円 |
| 純資産 | 212.1億円 | 222.5億円 |
| 負債純資産 | 364.1億円 | 396.3億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 402.7億円 | 415.9億円 |
| 売上原価 | 292.9億円 | 301.9億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 109.8億円 | 114.0億円 |
| ▶ 販売費及び一般管理費 | 81.3億円 | 85.5億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 28.5億円 | 28.6億円 |
| ▶ 営業外収益 | 3.5億円 | 3.3億円 |
| ▶ 営業外費用 | 1.7億円 | 1.7億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 30.4億円 | 30.2億円 |
| ▶ 特別利益 | 0.2億円 | 0.7億円 |
| ▶ 特別損失 | 0.7億円 | 1.8億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 29.9億円 | 29.1億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 10.4億円 | 10.6億円 |
| 法人税等調整額 | 0.3億円 | 0.2億円 |
| 法人税等 | 10.7億円 | 10.8億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 19.2億円 | 18.3億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 0.2億円 | 0.3億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 19.0億円 | 18.0億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 5.9億円 | 7.1億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -21.8億円 | -32.2億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | 1.0億円 | 4.6億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.4億円 | 0.0億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -14.4億円 | -20.5億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 67.0億円 | 46.5億円 |
| 新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 | 0.5億円 | — |
| 現金及び現金同等物の残高 | 67.0億円 | 46.5億円 |