株式会社キャスターは、リモートワークを核としたバックオフィス業務代行サービス「BPaaS事業」を主軸とする企業です。
- 事業内容: 秘書・人事・経理等のオンラインアシスタントサービス「CASTER BIZ」シリーズを展開。
- 主要製品: 専門性の高いアシスタントによる「CASTER BIZ」、小ロット対応の「My Assistant」、AI活用型の「NEO assistant」。
- 主要顧客: 累計約5,800社。その8割以上が従業員300人以下の中小企業であり、慢性的な人手不足を抱える層をターゲットとしています。
- 競合環境: 従来のBPO(業務外注)企業、人材派遣会社、クラウドソーシング企業と競合しますが、時間単位の柔軟な契約とフルリモートによる低コスト運営で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-08 期末、2025-11-26 提出)収益性
営業利益率
-8.3%
≧10%が優良
ROA
-17.7%
≧5%が優良
ROE
-43.4%
≧10%が優良
ROIC
-22.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は45.88億円(前期比3.3%増)と微増に留まった一方、営業損失は3.82億円(前期は1.51億円の損失)と大幅に拡大し、赤字幅が深刻化している。
- 主力のBPaaS事業が先行投資の負担増で減益(26.3%減)となった一方、M&AやAI関連の新領域を含む「その他事業」は増収となったが、全社的な収益性の改善には至っていない。
- 「AI FIRST」を掲げたミッション刷新と中期計画(2028年8月期に純利益2億円)を公表したが、営業CFの赤字継続と、総資産の16.8%を占めるのれんの減損リスクが懸念材料である。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-08 第2四半期 、2026-04-13 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.2億円 / 予想: 0.1億円
—
売上高
実績: 11.3億円 / 予想: 52.3億円
-3.1%
2Q
営業利益
実績: 0.2億円 / 予想: 0.1億円
—
売上高
実績: 22.5億円 / 予想: 52.3億円
-1.8%
3行解説
- 営業利益が2,435万円と前年同期(2.7億円の赤字)から劇的に改善し、中間期で通期利益予想を大幅に超過。
- 利益重視の運営へ舵を切ったことで、BPaaS事業の利益率が向上し、AI Tech事業も黒字化を達成。
- 本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュフローが黒字に転換し、財務体質の安定化が鮮明となった。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-13 | 2026年8月期 第2四半期 | — | -2.2% | -3.1% | — | — |
| 2026-01-14 | 2026年8月期 第1四半期 | — | -5.2% | +3.6% | -11.6% | -14.4% |
| 2025-10-10 | 2025年8月期 通期 | -153.0% | +0.1% | -6.4% | -12.2% | -14.4% |
| 2025-07-11 | 2025年8月期 第3四半期 | — | -0.2% | +2.3% | -2.7% | -1.4% |
| 2025-04-11 | 2025年8月期 第2四半期 | — | +2.6% | -6.3% | -12.2% | -6.6% |
| 2025-01-14 | 2025年8月期 第1四半期 | — | -0.9% | -5.9% | -4.5% | -5.9% |
有価証券報告書
2025-11-26 有価証券報告書-第11期(2024/09/01-2025/08/31)