テレビ朝日ホールディングス 事業分析

☆ ウォッチ

有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社テレビ朝日ホールディングスは、テレビ放送事業を核とする認定放送持株会社です。主な事業セグメントは、地上波・BS・CS放送を行う「テレビ放送事業」、ABEMAやTELASA等の動画配信を行う「インターネット事業」、番組連動の「ショッピング事業」、音楽出版やイベント、映画出資等を行う「その他事業」で構成されています。 主要顧客は広告代理店であり、株式会社電通(売上高比率27.48%)および株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(同17.40%)への依存度が高い構造です。競合環境としては、他の在京キー局のみならず、YouTubeやNetflix等のグローバルな動画配信プラットフォームとの激しい視聴時間・広告獲得競争にさらされています。

2. 要点(3行)

  • 2025年3月期は、開局以来初となる個人全体視聴率「3冠」達成を背景に、売上高3,240億円(前期比5.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益258億円(同50.6%増)と大幅な増益を記録した。
  • 主力のテレビ放送事業の利益が前期比89.1%増と急回復したほか、インターネット事業やイベント関連の「その他事業」も2桁成長を遂げ、全セグメントで増収増益を達成した。
  • 成長投資枠500億円の設定や2026年開業予定の「東京ドリームパーク」への投資を継続しつつ、30億円規模の自社株買いや増配など、株主還元姿勢を一段と強めている。

3. 業績・収益性のトレンド

連結売上高は3,240億56百万円(前期比5.2%増)、営業利益は197億4百万円(同59.7%増)と大幅な増収増益となりました。

  • 増益理由: 視聴率の好調(全日・ゴールデン・プライムの3冠)によりスポット収入が前期比7.3%増の946億円と伸長したこと、海外向けアニメ販売が好調だったこと、イベント事業(25万人動員のドリームフェスティバル等)が大きく寄与したことが挙げられます。

続きで読める項目(スタンダードプラン以上)

  • 🔒 業績・収益性のトレンド
  • 🔒 事業セグメント別の明暗
  • 🔒 成長戦略の具体性と進捗
  • 🔒 重大なリスク
  • 🔒 株主還元姿勢
  • 🔒 キャッシュフローの質
  • 🔒 資産の健全性
  • 🔒 総評

上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。

プランをアップグレード

市場ポジション

サンプル
市場内 業種内
  • スタンダードプラン以上で見られます
  • 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
  • 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
  • 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧

市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。

プランをアップグレード

業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上高 2645.6億円 2982.8億円 3045.7億円 3079.0億円 3240.6億円
経常利益又は経常損失(△) 179.8億円 264.4億円 231.6億円 199.2億円 285.3億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 126.0億円 210.0億円 166.0億円 171.4億円 258.2億円
包括利益 323.9億円 206.1億円 68.3億円 340.8億円 305.9億円
純資産額 3761.1億円 3932.2億円 3947.6億円 4235.8億円 4478.4億円
総資産額 4737.4億円 4988.1億円 4951.2億円 5204.3億円 5595.6億円
1株当たり純資産額 3,693.89円/株 3,857.52円/株 3,870.26円/株 4,150.43円/株 4,385.14円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 122.08円/株 206.8円/株 163.42円/株 168.66円/株 254.04円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 79.1% 78.6% 79.4% 81.0% 79.6%
自己資本利益率 3.5% 5.5% 4.2% 4.2% 5.9%
株価収益率 1705.0% 729.0% 922.0% 1272.0% 998.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 206.0億円 301.3億円 153.0億円 191.1億円 265.2億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -79.6億円 76.3億円 -250.1億円 -217.1億円 -325.0億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -82.5億円 -45.6億円 -66.0億円 -58.2億円 -71.2億円
現金及び現金同等物の残高 440.6億円 773.2億円 611.1億円 527.5億円 397.6億円
従業員数 533200.0% 533600.0% 537900.0% 545200.0% 552600.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 1753.0億円 1769.4億円
固定資産 3451.3億円 3826.2億円
資産 5204.3億円 5595.6億円
負債の部
流動負債 682.1億円 828.6億円
固定負債 286.5億円 288.6億円
負債 968.5億円 1117.2億円
純資産の部
株主資本 3781.8億円 3976.7億円
評価・換算差額等 435.8億円 479.8億円
非支配株主持分 18.3億円 21.9億円
純資産 4235.8億円 4478.4億円
負債純資産 5204.3億円 5595.6億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 3079.0億円 3240.6億円
売上原価 2311.9億円 2372.9億円
売上総利益又は売上総損失(△) 767.1億円 867.7億円
販売費及び一般管理費 643.7億円 670.6億円
営業利益又は営業損失(△) 123.4億円 197.0億円
営業外収益 79.0億円 91.5億円
営業外費用 3.2億円 3.3億円
経常利益又は経常損失(△) 199.2億円 285.3億円
特別利益 49.6億円 81.7億円
特別損失 4.9億円 4.9億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 243.8億円 362.2億円
法人税、住民税及び事業税 65.5億円 116.0億円
法人税等調整額 4.1億円 -15.6億円
法人税等 69.5億円 100.3億円
当期純利益又は当期純損失(△) 174.3億円 261.9億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 2.9億円 3.7億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 171.4億円 258.2億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 191.1億円 265.2億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -217.1億円 -325.0億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -58.2億円 -71.2億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 0.6億円 1.1億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) -83.6億円 -129.9億円
現金及び現金同等物の残高 527.5億円 397.6億円
現金及び現金同等物の残高 527.5億円 397.6億円