KDDI株式会社は、個人向け・法人向けに広範な通信サービスを提供する国内大手電気通信事業者です。「au」「UQ mobile」「povo」のマルチブランド展開を行うパーソナル事業と、DX(デジタルトランスフォーメーション)やデータセンター、クラウドサービスを提供するビジネス事業を2大柱としています。
近年は通信を核として、金融(auじぶん銀行)、エネルギー、エンターテインメントを組み合わせた「サテライトグロース戦略」を推進しており、主要顧客は国内個人ユーザー及び国内外の法人企業です。競合環境としては、NTT、ソフトバンク、楽天モバイルとの価格・品質競争に加え、金融やDX分野での非通信業者との競合も激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-13 提出)収益性
営業利益率
18.9%
≧10%が優良
ROA
7.2%
≧5%が優良
ROE
13.2%
≧10%が優良
ROIC
8.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
16.3%
≧10%が優良
EPS成長率
12.4%
≧10%が優良
3行解説
- 過去最高益の更新と二桁増益: 売上高は5兆9,179億円(前年比2.8%増)、営業利益は1兆1,186億円(同16.3%増)と極めて堅調で、通信ARPUの反転上昇とグロース領域(DX・金融)が業績を牽引した。
- 非通信領域への大胆な攻勢: 株式会社ローソンの共同経営化や株式会社ラックの連結子会社化など、ライフデザイン及びサイバーセキュリティ領域での大規模M&Aを実行し、事業構造の変革を加速させている。
- 圧倒的な株主還元: 配当性向40%超の維持、4,000億円規模の自社株買い、および1対2の株式分割を実施しており、資本効率の向上と投資家層の拡大に強い意欲を示している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 15:45 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2725.4億円 / 予想: 1.2兆円
-1.6%
売上高
実績: 1.4兆円 / 予想: 6.3兆円
+3.4%
2Q
営業利益
実績: 5771.6億円 / 予想: 1.2兆円
+0.7%
売上高
実績: 3.0兆円 / 予想: 6.3兆円
+3.8%
3Q
営業利益
実績: 8566.9億円 / 予想: 1.1兆円
+1.1%
売上高
実績: 4.5兆円 / 予想: 6.1兆円
+3.8%
通期
営業利益
実績: 1.1兆円 / 予想: 未開示
+1.1%
売上高
実績: 6.1兆円 / 予想: 未開示
+4.1%
3行解説
- 連結売上高が前期比4.1%増の6兆719億円に達し、過去最高を更新。
- ビジネスセグメントが利益面で前期比12.2%増と牽引し、パーソナルセグメントの減益分を補う成長構造が鮮明化。
- 最大3,000億円の大規模な自己株式取得と、次期84円(4円増配)への増配予定を発表し、株主還元姿勢を一段と強化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | +1.1% | — | — | — | — |
| 2026-03-31 | 2026年3月期 第3四半期 | +1.1% | +1.8% | -3.4% | -9.9% | — |
| 2025-11-06 | 2026年3月期 第2四半期 | +0.7% | -0.5% | +3.8% | +5.9% | +5.2% |
| 2025-08-01 | 2026年3月期 第1四半期 | -1.6% | +1.7% | +1.0% | -0.2% | -11.6% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +16.3% | -0.1% | -0.9% | -5.8% | -8.6% |
| 2025-02-05 | 2025年3月期 第3四半期 | +2.0% | +1.4% | -4.8% | -6.4% | -39.1% |
有価証券報告書
2025-06-13 有価証券報告書-第41期(2024/04/01-2025/03/31)