沖縄電力株式会社は、沖縄県を唯一の供給区域とする総合エネルギー企業です。地理的特性から他電力会社との系統連系(電線の繋がり)を持たない「独立系統」であり、燃料のほぼ全量を海外からの輸入(石炭、石油、LNG)に依存しています。主要製品は電力供給サービスで、沖縄県内の家庭用・産業用需要を一手に引き受けています。電力自由化以降、新電力との競争環境にありますが、離島供給を含むユニバーサルサービスの提供義務を負うなど、地域インフラとして極めて高い公共性と独占性を有しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-30 提出)収益性
営業利益率
3.1%
≧10%が優良
ROA
1.5%
≧5%が優良
ROE
3.6%
≧10%が優良
ROIC
1.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
110.3%
≧10%が優良
EPS成長率
80.8%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、燃料価格の下落に伴う収益改善と販売電力量の増加(前年同期比5.4%増)により、経常利益56億円(前年比120.6%増)とV字回復を継続。
- 「おきでんグループ中期経営計画2025」の目標(経常利益120億円以上、ROE5%以上)に対し、現状はROE3.6%、自己資本比率24.3%と、財務基盤の回復は依然として途上。
- カーボンニュートラル(CN)への挑戦として、パラオ共和国での海外発電事業開始やPV-TPO事業の拡大を掲げるが、高止まりする投資負担がキャッシュフローを圧迫する懸念がある。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-30 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -10.6億円 / 予想: 100.0億円
+60.9%
売上高
実績: 505.1億円 / 予想: 2152.0億円
-3.7%
2Q
営業利益
実績: 99.9億円 / 予想: 100.0億円
+37.2%
売上高
実績: 1192.3億円 / 予想: 2193.0億円
-6.3%
3Q
営業利益
実績: 158.5億円 / 予想: 100.0億円
+28.4%
売上高
実績: 1753.0億円 / 予想: 2213.0億円
-5.9%
通期
営業利益
実績: 92.9億円 / 予想: 未開示
+26.9%
売上高
実績: 2201.8億円 / 予想: 未開示
-6.9%
3行解説
- 2026年3月期決算は、販売電力量の減少等で売上高が前期比6.9%減の2,201億円となった一方、各段階利益は40%を超える大幅増益を達成した。
- 財務基盤の回復を最優先とした「リカバリー期間」の最終年度として、自己資本比率25.0%の目標を達成し、年間配当を前期比10円増の30円へと引き上げた。
- 2027年3月期の業績予想および配当予想は、中東情勢等による資源価格の不透明感を理由に「未定」としており、先行きに慎重な姿勢を見せている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年3月期 通期 | +26.9% | -7.2% | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +28.4% | +0.8% | +2.5% | -4.5% | -1.3% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +37.2% | -1.5% | +1.6% | +4.4% | +6.4% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +60.9% | -3.6% | -2.9% | -3.5% | -3.2% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | +110.3% | -2.4% | -7.3% | -13.7% | -13.8% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +87.5% | -1.0% | +0.2% | +4.9% | +5.8% |
有価証券報告書
2025-06-30 有価証券報告書-第53期(2024/04/01-2025/03/31)