ヤマダホールディングス 事業分析

☆ ウォッチ

有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社ヤマダホールディングスは、家電量販店最大手の「デンキ事業」を核に、住宅、リフォーム、家具・インテリアを扱う「住建事業」、ローンや保険等の「金融事業」、リユース・リサイクルを担う「環境事業」を展開するホールディングカンパニーです。 「くらしまるごと」戦略を掲げ、家電単体だけでなく住生活全般をトータルコーディネートするビジネスモデルを推進しています。主要顧客は一般消費者であり、競合環境はビックカメラやエディオンなどの同業他社に加え、ニトリなどの家具店、オンライン小売(Amazon等)、さらにはハウスメーカーと多岐にわたり、価格・サービス両面で激しい競争下にあります。

2. 要点(3行)

  • 売上高16,290億円(前期比2.3%増)、純利益269億円(同11.9%増)と増収増益を確保したが、主力のデンキ事業は商談体系移行の影響で減益。
  • 住建・環境・金融の非家電分野が成長を牽引し、営業利益ベースで住建事業が前年比66.5%増と大幅伸長した。
  • 総額200億円の自社株買いを決定するなど株主還元を強化する一方、4.3%に留まるROEの改善が急務となっている。

3. 業績・収益性のトレンド

当連結会計年度の業績は、売上高16,290億円(前期比2.3%増)、営業利益428億円(同3.2%増)、経常利益480億円(同2.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益269億円(同11.9%増)となりました。

  • 利益増減の理由: 個人消費の持ち直し、気候要因によるエアコン等の季節家電の伸長、および「ヤマダホームズ」を中心とした住建事業の収益改善が寄与しました。一方で、デンキ事業における在庫効率化を目的とした「セルアウト中心の商談体系」への移行に伴い、一時的に売上総利益が圧迫されました。

続きで読める項目(スタンダードプラン以上)

  • 🔒 業績・収益性のトレンド
  • 🔒 事業セグメント別の明暗
  • 🔒 成長戦略の具体性と進捗
  • 🔒 重大なリスク
  • 🔒 株主還元姿勢
  • 🔒 キャッシュフローの質
  • 🔒 資産の健全性
  • 🔒 総評

上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。

プランをアップグレード

市場ポジション

サンプル
市場内 業種内
  • スタンダードプラン以上で見られます
  • 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
  • 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
  • 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧

市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。

プランをアップグレード

業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上高 17525.1億円 16193.8億円 16005.9億円 15920.1億円 16290.7億円
経常利益又は経常損失(△) 988.8億円 741.4億円 500.6億円 470.4億円 480.4億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 518.0億円 505.6億円 318.2億円 240.6億円 269.1億円
包括利益 534.4億円 510.9億円 303.5億円 291.1億円 293.3億円
純資産額 6725.4億円 6762.8億円 6117.8億円 6241.7億円 6452.8億円
総資産額 12526.0億円 12716.7億円 12711.8億円 12889.9億円 13249.8億円
1株当たり純資産額 792.26円/株 785.5円/株 853.67円/株 892.39円/株 919.9円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 62.82円/株 60.96円/株 40.25円/株 34.78円/株 38.9円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 62.53円/株 60.67円/株 40.02円/株 34.53円/株 38.6円/株
自己資本比率 51.8% 51.6% 47.6% 47.8% 48.1%
自己資本利益率 8.1% 7.9% 5.0% 3.9% 4.3%
株価収益率 950.0% 623.0% 1133.0% 1268.0% 1107.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 1222.8億円 210.8億円 437.4億円 545.6億円 515.7億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -147.8億円 -222.7億円 -252.1億円 -219.1億円 -351.4億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -828.4億円 -166.5億円 -294.5億円 -255.9億円 -40.6億円
現金及び現金同等物の残高 737.6億円 564.7億円 464.9億円 543.5億円 675.5億円
従業員数 2430000.0% 2295100.0% 2528400.0% 2552600.0% 2567600.0%
平均臨時雇用人員 925800.0% 844100.0% 614800.0% 626200.0% 589500.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 6374.3億円 6552.5億円
固定資産 6515.6億円 6697.3億円
資産 12889.9億円 13249.8億円
負債の部
流動負債 4616.5億円 4694.0億円
固定負債 2031.7億円 2103.0億円
負債 6648.2億円 6797.0億円
純資産の部
株主資本 6130.4億円 6317.9億円
評価・換算差額等 34.2億円 53.0億円
新株予約権 21.8億円 22.3億円
非支配株主持分 55.4億円 59.5億円
純資産 6241.7億円 6452.8億円
負債純資産 12889.9億円 13249.8億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 15920.1億円 16290.7億円
売上原価 11377.9億円 11717.1億円
売上総利益又は売上総損失(△) 4542.2億円 4573.6億円
販売費及び一般管理費 4127.3億円 4145.4億円
営業利益又は営業損失(△) 414.9億円 428.2億円
営業外収益 98.6億円 103.4億円
営業外費用 43.1億円 51.1億円
経常利益又は経常損失(△) 470.4億円 480.4億円
特別利益 32.8億円 32.0億円
特別損失 110.8億円 83.8億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 392.3億円 428.7億円
法人税、住民税及び事業税 136.9億円 189.2億円
法人税等調整額 7.7億円 -34.9億円
法人税等 144.6億円 154.3億円
当期純利益又は当期純損失(△) 247.8億円 274.4億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 7.2億円 5.3億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 240.6億円 269.1億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 545.6億円 515.7億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -219.1億円 -351.4億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -255.9億円 -40.6億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 4.7億円 4.0億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 75.2億円 127.6億円
現金及び現金同等物の残高 543.5億円 675.5億円
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 3.1億円
非連結子会社との合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 0.3億円 4.4億円
現金及び現金同等物の残高 543.5億円 675.5億円