株式会社イチケンは、商業施設の建設に特化した「商業空間のスペシャリスト」としての地位を確立している総合建設会社です。主なビジネスモデルは、物販店、飲食店、レジャー施設などの新築・改装・内装工事を請け負う建設事業であり、売上高の約97%を占めております。 単なる「箱」としての建物を造るだけでなく、顧客の出店戦略に合わせた企画・提案から施工後のメンテナンスまでをワンストップで提供できる体制を整えており、特定の有力小売チェーン(ニトリ等)とのリピート取引を収益の柱としています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
6.9%
≧10%が優良
ROA
10.2%
≧5%が優良
ROE
13.8%
≧10%が優良
ROIC
11.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
—
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 商業施設建設のニッチ領域において、内装やリニューアル工事を含めた高い企画・提案力とスピード感を強みに、特定顧客との深い信頼関係を構築している。
- 筆頭株主であるマルハングループとの安定的な関係を維持しつつ、近年はM&A(片岡工業の子会社化)を通じて土木事業や公共インフラ分野への領域拡大を図り、事業ポートフォリオの多角化を推進している。
- 2030年に向けた長期ビジョンを掲げ、人的資本への投資やDX(BIM活用)の推進、ベトナム拠点の活用による生産性向上を図り、労働力不足という業界共通の課題に構造的な対策を講じている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 16.4億円 / 予想: 53.5億円
—
売上高
実績: 221.8億円 / 予想: 990.0億円
—
2Q
営業利益
実績: 37.3億円 / 予想: 67.0億円
+22.5%
売上高
実績: 491.9億円 / 予想: 1010.0億円
-4.7%
3Q
営業利益
実績: 65.7億円 / 予想: 82.0億円
+22.5%
売上高
実績: 779.0億円 / 予想: 1050.0億円
-0.3%
3行解説
- 大幅増益と利益率の改善: 売上高は前年同期比0.3%減の778.98億円と横ばいながら、営業利益は22.5%増の65.67億円と急伸。採算性の高い案件の進捗により、収益性が大幅に向上。
- 受注高・受注残高が過去最高水準: 第3四半期累計の個別受注高は前年同期比17.3%増の889億円、受注残高は1,013.7億円(前年同期末は800億円)と大台を突破し、将来の売上基方としての信頼性が極めて高い。
- 株主還元の劇的な強化: 通期配当予想を前年度の140円から230円(普通配当のみで90円の増配)へ大幅に引き上げ。利益成長をダイレクトに還元する姿勢を鮮明に。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +22.5% | +6.2% | +10.0% | +14.5% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | +22.5% | -3.5% | -0.9% | +4.6% | +5.7% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | — | -3.4% | -1.7% | +1.3% | -2.3% |
| 2025-05-20 | 2025年3月期 通期 | — | +2.1% | +3.4% | +4.5% | +1.3% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | — | +4.7% | +6.1% | +6.4% | +8.9% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第99期(2024/04/01-2025/03/31)