日揮ホールディングスは、世界有数のプラントエンジニアリング企業です。事業は大きく分けて、石油・ガス・LNG等のプラント設計・調達・建設を行う「総合エンジニアリング事業」と、触媒や電子材料、高性能セラミックスを扱う「機能材製造事業」の2本柱で構成されています。主要顧客には、売上高の17.1%を占めるサウジアラムコ社、14.1%のサウスリファイナリーズ社、10.9%のLNGカナダ社など、世界のエネルギーメジャーが名を連ねています。競合環境としては、欧米や韓国、中国のグローバルEPC(設計・調達・建設)企業と激しい受注競争を繰り広げています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
-1.3%
≧10%が優良
ROA
-1.5%
≧5%が優良
ROE
-0.1%
≧10%が優良
ROIC
-1.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 台湾、サウジアラビア、カナダの大型プロジェクトでの採算悪化により、営業損失114.7億円を計上したが、前期比では赤字幅が縮小した。
- 機能材製造事業がセグメント利益81.9億円(前年同期比13.1%増)と堅調に推移し、エンジニアリング事業の不振を補う収益構造となっている。
- 中期経営計画「BSP2025」の売上目標は達成しているが、度重なる海外プロジェクトの損失引当により、利益目標の達成は極めて困難な状況にある。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 79.0億円 / 予想: 210.0億円
-2.5%
売上高
実績: 1898.2億円 / 予想: 6900.0億円
-7.0%
2Q
営業利益
実績: 157.7億円 / 予想: 280.0億円
+26.9%
売上高
実績: 3812.5億円 / 予想: 7700.0億円
-6.3%
3Q
営業利益
実績: 267.1億円 / 予想: 310.0億円
—
売上高
実績: 5668.2億円 / 予想: 7400.0億円
-6.2%
通期
営業利益
実績: 354.0億円 / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 7452.8億円 / 予想: 未開示
-13.1%
3行解説
- 前期の営業赤字から脱却し、大型プロジェクトの完工や採算改善により営業利益353億9,900万円を確保し、大幅な黒字転換を達成した。
- 水インフラ事業の持分法適用会社「水ing株式会社」の株式譲渡を決定し、翌連結会計年度に約200億円の売却益(連結)を計上する見通し。
- 総合エンジニアリング事業の受注高が目標の6,500億円に対し4,092億円に留まったが、これは顧客側のCAPEX増加による投資判断の先送りが主因。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | — | — | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | — | -0.2% | -2.5% | -6.3% | — |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | +26.9% | +0.2% | +15.7% | +12.5% | +21.5% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -2.5% | -0.7% | -6.6% | +1.8% | +0.0% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +39.6% | -0.5% | -0.5% | +7.5% | +5.3% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | — | -1.3% | -20.1% | -14.2% | -15.6% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第129期(2024/04/01-2025/03/31)