森永乳業株式会社は、牛乳、乳製品、アイスクリーム、飲料、育児用ミルク、臨床栄養食などの製造販売を主軸とする総合乳業メーカーです。
- 主要製品・サービス: 「ビヒダスヨーグルト」「マウントレーニア(チルドカップコーヒー)」「ピノ」「PARM(パルム)」「クリープ」「森永はぐくみ」など、強力なブランド群を擁します。
- 主要顧客: 一般消費者向けの小売店(量販店、コンビニエンスストア)がメインですが、BtoB事業として業務用乳製品や機能性素材の供給も行っています。
- 競合環境: 明治ホールディングス、雪印メグミルクとともに国内乳業大手3社の一角を占めます。近年は、少子高齢化による国内市場の成熟と、原材料・エネルギーコストの高騰という厳しい環境下で、高付加価値商品の拡充と海外展開の加速を競っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
5.3%
≧10%が優良
ROA
5.5%
≧5%が優良
ROE
2.0%
≧10%が優良
ROIC
3.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
6.5%
≧10%が優良
EPS成長率
-90.7%
≧10%が優良
3行解説
- 国内の価格改定効果により営業利益は296億円(前年比6.5%増)と増益を確保したが、親会社株主に帰属する当期純利益は54億円(同91.1%減)と大幅な減益となった。
- 減益の主因は、前年度に計上された土地売却益の反落に加え、パキスタンや米国、ベトナムの海外子会社において合計204億円の減損損失を計上したことにある。
- 2026年3月期を始点とする新中期経営計画では、ROE10%を目標に掲げ、配当性向の40%への引き上げや100億円規模の自社株買いなど、株主還元を大幅に強化する方針。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 88.3億円 / 予想: 320.0億円
+4.3%
売上高
実績: 1436.8億円 / 予想: 5800.0億円
+2.2%
2Q
営業利益
実績: 208.1億円 / 予想: 330.0億円
+18.9%
売上高
実績: 2933.3億円 / 予想: 5700.0億円
+0.9%
3Q
営業利益
実績: 306.8億円 / 予想: 330.0億円
+20.4%
売上高
実績: 4378.2億円 / 予想: 5700.0億円
+1.6%
通期
営業利益
実績: 344.8億円 / 予想: 未開示
+16.3%
売上高
実績: 5714.6億円 / 予想: 未開示
+1.8%
3行解説
- 2026年3月期は、原材料高や物流費増を海外事業(MILEI社)の好調と国内の価格改定で補い、営業利益が前年比16.3%増と大幅な増益を達成。
- 純利益は前年の減損損失等の反動もあり225億円(前年比313.9%増)と急拡大し、自己資本比率50.2%を維持しつつキャッシュフローも大幅に改善。
- 2027年3月期は増収を見込む一方、さらなるコスト上昇や海外事業の反動減を織り込み、営業利益7.2%減となる慎重な通期予想を提示。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +16.3% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +20.4% | +5.6% | +8.8% | +17.8% | — |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | +18.9% | +2.3% | +11.0% | +5.9% | +3.7% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +4.3% | -3.5% | -6.6% | +1.4% | -6.7% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +6.5% | +0.7% | -1.5% | -0.3% | -1.5% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | -8.9% | +4.1% | +9.7% | +13.9% | +24.0% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)