明治ホールディングス株式会社は、「食品」と「医薬品」の2つの事業を柱とする持株会社です。食品セグメントではヨーグルト(プロバイオティクス)、菓子(チョコレート・グミ)、乳幼児ミルク等で国内トップシェアを誇り、菓子類や粉ミルクのグローバル展開も加速させています。医薬品セグメントでは、抗感染症薬、中枢神経系疾患薬、およびワクチン(KMバイオロジクス含む)を主力としています。競合環境としては、国内の人口減少と原材料価格の高騰という厳しい環境下、高付加価値商品の投入と海外市場、特に中国や米国、東南アジアでの成長を目指しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
7.3%
≧10%が優良
ROA
7.1%
≧5%が優良
ROE
6.4%
≧10%が優良
ROIC
6.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
0.5%
≧10%が優良
EPS成長率
2.4%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は1兆1,540億円(前期比4.4%増)と増収を確保し、カカオ原料高を価格改定で補い、医薬品の新薬寄与により営業利益は847億円(同0.5%増)と微増を維持。
- 株主還元を強化しており、総還元性向112.8%を記録。自己株式を300億円取得し、1,125万株(発行済の3.8%相当)を消却、配当も実質増配(年間100円)を継続。
- 懸念点は営業キャッシュ・フローが390億円減少した点と、中国乳製品事業の低迷。一部資産に減損の兆候があるが、現時点では「継続企業の前提に関する注記」はない。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 177.5億円 / 予想: 910.0億円
-13.4%
売上高
実績: 2735.7億円 / 予想: 1.2兆円
-1.8%
2Q
営業利益
実績: 409.4億円 / 予想: 910.0億円
-7.8%
売上高
実績: 5748.9億円 / 予想: 1.2兆円
+1.0%
3Q
営業利益
実績: 700.6億円 / 予想: 910.0億円
+5.4%
売上高
実績: 8823.3億円 / 予想: 1.2兆円
+0.8%
通期
営業利益
実績: 933.1億円 / 予想: 未開示
+10.2%
売上高
実績: 1.2兆円 / 予想: 未開示
+1.7%
3行解説
- 2026年3月期連結決算は、食品・医薬品両セグメントでの価格改定や製品ミックスの改善により、売上高(1兆1,736億円)と営業利益(933億円)が過去最高水準を達成した。
- 一方で、中国事業における構造改革に伴う減損損失(243億円)や固定資産圧縮損などの特別損失を計上したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は前年比31.0%減の350億円と大幅な減益となった。
- 2027年3月期の業績予想では、純利益が78.2%増の625億円と急回復を見込み、配当も年間110円(前期比5円増)と継続的な増配を計画している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +10.2% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +5.4% | -0.5% | +0.6% | +10.8% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | -7.8% | +0.1% | +2.9% | +4.9% | +6.1% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | -13.4% | -0.7% | -8.0% | -3.2% | -12.4% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | +0.5% | -6.8% | -12.3% | -14.2% | -17.8% |
| 2025-02-10 | 2025年3月期 第3四半期 | -4.7% | -2.8% | -5.3% | +9.3% | +20.0% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第16期(2024/04/01-2025/03/31)