株式会社スタジオアリスは、こども専門写真館「スタジオアリス」を全国展開する業界最大手です。主な事業は、こどもの七五三や入学・卒業などの記念写真撮影・制作を行う「写真事業」と、撮影用衣装の製造・卸売を行う「衣装製造卸売事業」の2つです。主要顧客は一般消費者(ファミリー層)であり、ディズニーキャラクターを使用した撮影などが強力な差別化要因となっています。競合環境としては、少子化を背景に競合写真館とのシェア争いに加え、出張撮影サービスなどの新興勢力との競争も激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-02 期末、2025-05-28 提出)収益性
営業利益率
8.5%
≧10%が優良
ROA
7.2%
≧5%が優良
ROE
4.4%
≧10%が優良
ROIC
5.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-2.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
32.3%
≧10%が優良
EPS成長率
17.9%
≧10%が優良
3行解説
- 収益性の改善: 売上高は微減(355.9億円)ながらも、店舗効率化とコスト削減により経常利益は30.5億円(前期比31.4%増)と大幅な回復。
- 次なる成長の柱: 少子化の影響を打破すべく、成人式振袖レンタル「ふりホ」の成約件数拡大とスクールフォト事業への注力により顧客層を拡大。
- 鉄壁の財務基盤: 自己資本比率72.2%、現預金190.5億円を保有する超安定財務を維持し、配当性向79.6%という積極的な株主還元を継続。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.1億円 / 予想: 28.7億円
—
売上高
実績: 78.4億円 / 予想: 337.8億円
-3.6%
2Q
営業利益
実績: -4.6億円 / 予想: 28.7億円
+13.0%
売上高
実績: 143.7億円 / 予想: 337.8億円
-6.5%
3Q
営業利益
実績: 18.0億円 / 予想: 28.7億円
-22.8%
売上高
実績: 247.2億円 / 予想: 337.8億円
-7.9%
通期
営業利益
実績: 21.0億円 / 予想: 未開示
-30.6%
売上高
実績: 329.3億円 / 予想: 未開示
-7.5%
3行解説
- 2026年2月期連結業績は、売上高が前年同期比7.5%減の329.28億円、営業利益が同30.6%減の20.96億円と、物価高騰や消費環境の変化を受け大幅な減益での着地となりました。
- 主力の写真事業において店舗網の適正化(7店舗出店・14店舗退店)やコスト適正化を進めたものの、衣装製造卸売事業の赤字転落などが利益を押し下げる要因となりました。
- 2027年2月期は営業利益16.9%増の24.5億円とV字回復を見込んでおり、七五三に偏重した収益構造の平準化や、振袖レンタル「ふりホ」の推進による新機軸の確立を急ぐ方針です。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-14 | 2026年2月期 通期 | -30.6% | -1.0% | -5.6% | — | — |
| 2026-01-14 | 2026年2月期 第3四半期 | -22.8% | -1.1% | -0.3% | -7.3% | -3.2% |
| 2025-10-14 | 2026年2月期 第2四半期 | +13.0% | +2.7% | -0.8% | -6.0% | -6.9% |
| 2025-07-14 | 2026年2月期 第1四半期 | — | -0.4% | -3.3% | -8.6% | -13.8% |
| 2025-04-14 | 2025年2月期 通期 | +32.3% | -0.9% | -0.3% | -12.3% | -9.4% |
| 2025-01-10 | 2025年2月期 第3四半期 | +21.7% | +0.3% | +1.8% | +0.8% | -0.5% |
有価証券報告書
2025-05-28 有価証券報告書-第51期(2024/03/01-2025/02/28)