円谷フィールズホールディングス株式会社は、知的財産(IP)を核とした「コンテンツ&デジタル事業」と、遊技機の企画・開発・販売を行う「アミューズメント機器事業」を両輪とする持株会社です。
- 主要製品・サービス: 「ウルトラマン」等のIPライセンス、CG・VFX映像制作、パチンコ・パチスロ機の販売および周辺設備(エース電研)。
- 主要顧客: 全国の大手パチンコホール、映像配信プラットフォーム(Netflix等)、玩具・ライセンス許諾先企業。
- 競合環境: 映像IP分野ではバンダイナムコHDや東映、遊技機流通分野ではSANKYOやセガサミーHD等の大手メーカーと競合しますが、強力な自社IP(円谷プロ)と強力な販売網(フィールズ)を併せ持つ独自の立ち位置を構築しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-17 提出)収益性
営業利益率
10.9%
≧10%が優良
ROA
15.5%
≧5%が優良
ROE
19.9%
≧10%が優良
ROIC
17.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-0.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
29.3%
≧10%が優良
EPS成長率
0.0%
≧10%が優良
3行解説
- パチスロ販売台数の大幅増(前年比+55.5%)とエース電研の連結化により、売上高は横ばいながら営業利益は前年比29.3%増の152.95億円と大幅増益を達成。
- ウルトラマンIPのグローバル展開に向けた先行投資(カードゲーム等に約10億円)によりコンテンツ事業は減益となったが、中長期の収益基盤強化を着実に推進。
- 自社株買い(350万株、63.1億円)の実施と配当の大幅増(40円→50円)により、ROE 22.6%という高い資本効率と積極的な株主還元を両立。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-12 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 78.1億円 / 予想: 160.0億円
+210.0%
売上高
実績: 555.5億円 / 予想: 1500.0億円
+112.2%
2Q
営業利益
実績: 135.9億円 / 予想: 180.0億円
+233.9%
売上高
実績: 959.5億円 / 予想: 1700.0億円
+109.7%
3Q
営業利益
実績: 185.3億円 / 予想: 180.0億円
+97.3%
売上高
実績: 1546.2億円 / 予想: 1700.0億円
+58.2%
3行解説
- 遊技機事業が驚異的な躍進: ヒットタイトルの連発によりアミューズメント機器事業の営業利益が前年同期比135.1%増と爆発的に伸び、グループ全体の業績を牽引した。
- 通期利益目標を第3四半期で超過: 営業利益(185億円)および親会社株主に帰属する純利益(134億円)が、すでに通期計画(それぞれ180億円、128億円)を上回る異例の進捗を見せている。
- コンテンツ事業の苦戦と中国リスク: ウルトラマン関連の中国ライセンス収入が前年同期比53.0%減と急減し、地政学リスクに伴う不確実性が顕在化している点が懸念材料。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +97.3% | -0.4% | -12.9% | -12.3% | — |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +233.9% | +0.7% | -7.0% | -8.0% | -16.4% |
| 2025-07-30 | 2026年3月期 第1四半期 | +210.0% | +1.8% | +5.3% | -12.2% | -8.4% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +29.3% | -2.1% | -5.4% | +11.0% | +2.9% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | -23.8% | -0.2% | -14.3% | -11.9% | -1.2% |
有価証券報告書
2025-06-17 有価証券報告書-第37期(2024/04/01-2025/03/31)