フジッコ株式会社は、佃煮昆布(ふじっ子煮)、塩こんぶ(ふじっ子)、煮豆(おまめさん)、カスピ海ヨーグルトなどを主力とする食品メーカーです。
- 事業内容: 惣菜製品、昆布製品、豆製品、ヨーグルト製品、デザート製品等の製造・販売。
- 主要製品: 「ふじっ子煮」「純とろ」「おまめさん」「カスピ海ヨーグルト」「フルーツセラピー」。
- 主要顧客: 株式会社日本アクセスへの売上高が82.31億円(連結売上高の14.4%)に達しており、特定の卸売業者への依存度が一定程度存在します。
- 競合環境: 少子高齢化による国内市場の縮小、原材料・物流費の高騰、およびコンビニや宅配サービスとのチャネル間競争が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
2.0%
≧10%が優良
ROA
1.4%
≧5%が優良
ROE
1.4%
≧10%が優良
ROIC
1.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
-26.1%
≧10%が優良
EPS成長率
-14.3%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は570.77億円(前期比2.4%増)と増収を確保したが、広告宣伝費や原材料費の増加を吸収できず、営業利益は11.31億円(同26.1%減)と大幅な減益。
- 自己資本比率86.4%という極めて強固な財務基盤を誇る一方、ROEは1.4%と低迷しており、資本効率の改善が急務。
- 2025年度からの新中期経営計画で「ヨーグルトの第3の柱化」や「生産体制の集約(浜坂工場の閉鎖)」を打ち出し、構造改革による収益回復を狙う。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-01-30 14:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.4億円 / 予想: 16.5億円
+3933.3%
売上高
実績: 138.4億円 / 予想: 585.0億円
-0.7%
2Q
営業利益
実績: 5.1億円 / 予想: 16.5億円
+96.9%
売上高
実績: 277.4億円 / 予想: 566.0億円
-1.1%
3Q
営業利益
実績: 12.8億円 / 予想: 16.5億円
+39.7%
売上高
実績: 427.3億円 / 予想: 566.0億円
-2.5%
3行解説
- 利益の急回復と通期利益計画の超過: 売上高は減収(前年同期比2.6%減)ながら、広告宣伝費の最適化や収益性改善により営業利益は39.7%増と大幅伸長。親会社株主に帰属する四半期純利益(13.85億円)は、既に通期計画(13.50億円)を第3四半期時点で上回った。
- 事業ポートフォリオの大胆な刷新: 2025-2027中期経営計画に基づき、国内では子会社の吸収合併や売却を通じた経営資源の集約を進める一方、タイの惣菜製造販売会社を取得するなど、グローバル展開を加速させている。
- 主力カテゴリーの明暗: 「塩こんぶ」や「カスピ海ヨーグルト」が好調を維持する一方、価格改定に伴う物量減や「おせち市場」の縮小により、惣菜・豆製品・デザート製品が苦戦し、トップラインの押し下げ要因となった。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +39.7% | +0.9% | -3.1% | -7.3% | +1.0% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +96.9% | -0.8% | -1.3% | -0.8% | -4.0% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +3933.3% | +0.8% | -0.4% | -2.5% | -3.8% |
| 2025-05-02 | 2025年3月期 通期 | -26.1% | +1.0% | -1.3% | -4.3% | -7.2% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | -44.8% | -0.8% | +0.4% | -0.6% | +0.7% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第65期(2024/04/01-2025/03/31)