ケンコーマヨネーズ株式会社は、業務用マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ加工品、およびサラダ・総菜類を主力とする食品メーカーです。主要製品には、業界トップシェアを誇る「ロングライフサラダ」や厚焼き卵などのタマゴ加工品があります。主な顧客は外食、量販店(中食)、食品加工メーカー、ベーカリーなど多岐にわたります。競合環境としては、キユーピーなどの大手調味料メーカーや、日配総菜を扱うデリカメーカーと競合していますが、業務用市場における提案力と「サラダ料理」という独自のカテゴリー確立により差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
5.3%
≧10%が優良
ROA
7.4%
≧5%が優良
ROE
8.9%
≧10%が優良
ROIC
7.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
64.3%
≧10%が優良
EPS成長率
30.4%
≧10%が優良
3行解説
- 高病原性鳥インフルエンザの影響からの供給回復と価格改定の浸透により、売上高は917億3百万円(前期比3.4%増)、営業利益は48億45百万円(同64.3%増)と大幅な増益を達成。
- 2035年度を見据えた長期経営計画『KENKO Vision 2035』を始動し、ROE 8%以上、DOE(株主資本配当率)2.5%以上を掲げ、資本効率と株主還元の強化に舵を切った。
- 自己資本比率は62.4%と極めて健全であり、19億69百万円の大規模な自社株買いを実施するなど、従来の内部留保重視から積極的な株主還元姿勢への転換が見られる。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 16:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 7.6億円 / 予想: 48.0億円
-56.1%
売上高
実績: 226.8億円 / 予想: 955.0億円
-1.4%
2Q
営業利益
実績: 19.4億円 / 予想: 38.0億円
-39.1%
売上高
実績: 459.4億円 / 予想: 928.0億円
-1.1%
3Q
営業利益
実績: 35.6億円 / 予想: 38.0億円
-22.4%
売上高
実績: 702.6億円 / 予想: 928.0億円
-0.4%
3行解説
- 利益面の急減速: 売上高は702.6億円(前年同期比0.4%減)と微減ながら、営業利益は35.6億円(同22.4%減)と大幅な減益。鶏卵相場の高止まりや原材料・物流費の上昇に対し、価格転嫁が追いついていない実態が露呈した。
- 配当予想の大幅増額: 業績が厳しい一方で、期末配当予想を従来の24円から44円へ大幅に引き上げ。年間配当は67円(前年比24円増)となる計画で、株主還元姿勢を鮮明に打ち出した。
- 計画達成への高い進捗率: 通期営業利益計画38億円に対し、第3四半期時点で35.6億円を達成。進捗率は93.8%に達しており、会社側の通期予想は極めて保守的な印象を受ける。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -22.4% | +1.3% | +6.7% | +9.3% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | -39.1% | +0.1% | +4.7% | -4.0% | -4.0% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -56.1% | -1.0% | -5.6% | -5.3% | -7.8% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | +64.3% | +0.9% | -2.4% | -6.7% | -8.4% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +97.3% | -0.6% | +2.2% | +5.4% | +7.2% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第68期(2024/04/01-2025/03/31)