東レ株式会社は、合成繊維、合成樹脂、炭素繊維などを中核とする世界トップクラスの総合素材メーカーです。主要製品は、ナイロン・ポリエステル等の繊維、エンジニアリングプラスチック等の機能化成品、航空宇宙や産業用途で圧倒的シェアを誇る炭素繊維複合材料、そして水処理膜や医薬品・医療機器(ライフサイエンス)まで多岐にわたります。ナノテクノロジーをベースとした先端材料に強みを持ち、グローバルなサプライチェーンを展開しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
5.0%
≧10%が優良
ROA
3.8%
≧5%が優良
ROE
4.5%
≧10%が優良
ROIC
3.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
121.1%
≧10%が優良
EPS成長率
257.9%
≧10%が優良
3行解説
- 業績の急回復:電子情報材料の需要回復と「戦略的プライシング(価格是正)」により、親会社所有者帰属利益は前期比255.8%増の779億円と大幅増益を達成。
- 資本効率への強い意志:政策保有株式を3年間で50%(約1,000億円)削減し、全額を自己株式取得に充てる方針を掲げ、実際に当期約384億円の自社株買いを実施。
- リスクと懸念事項:炭素繊維やリチウムイオン電池セパレータ事業で減損を計上したほか、米国の関税措置による利益押し下げ影響(150億円)を来期見通しに織り込むなど不透明感が残る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-10 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 275.1億円 / 予想: 未開示
-27.8%
売上高
実績: 5958.3億円 / 予想: 2.7兆円
-6.6%
2Q
営業利益
実績: 643.0億円 / 予想: 未開示
-19.1%
売上高
実績: 1.2兆円 / 予想: 2.6兆円
-4.6%
3Q
営業利益
実績: 710.4億円 / 予想: 未開示
-31.6%
売上高
実績: 1.9兆円 / 予想: 2.6兆円
-0.2%
3行解説
- 韓国子会社のバッテリーセパレータ事業で250億円超の巨額減損を計上: 営業利益が前年同期比31.6%減の710億円、親会社帰属利益が同46.6%減の402億円と大幅な減益着地。
- 通期売上高予想を300億円下方修正: 化学品や電子情報材料の需要回復の遅れを反映し2兆6,000億円へ引き下げたが、事業利益・配当予想は据え置いた。
- セグメント間の明暗が鮮明: 繊維や環境・エンジニアリングが堅調な一方、成長期待の高い機能化成品や炭素繊維(一般産業向け)が市況悪化で苦戦。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -31.6% | -2.5% | +1.7% | -4.7% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | -19.1% | +10.0% | +9.6% | +8.9% | +12.0% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -27.8% | -10.9% | -11.4% | -10.3% | -14.9% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +121.1% | -3.3% | +1.8% | -1.5% | +1.3% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +45.5% | -12.1% | -9.1% | -2.1% | -5.2% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第144期(2024/04/01-2025/03/31)