王子ホールディングス株式会社は、国内最大手、世界第4位の製紙グループです。主要事業は、段ボールや家庭紙を扱う「生活産業資材」、感熱紙やフィルム等の「機能材」、パルプ生産やバイオマス発電等の「資源環境ビジネス」、新聞・印刷用紙の「印刷情報メディア」の4セグメントで構成されます。 近年は国内の人口減少やデジタル化に伴う紙需要の減退を受け、海外展開(特に東南アジア・オセアニア)と、木質由来の次世代素材(CNF、バイオ燃料、医薬品)へのポートフォリオ転換を加速させています。競合他社と比較して、国内外に広大な社有林(約63.5万ha)を保有し、上流の資源確保に強みを持つ点が最大の特徴です。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
3.7%
≧10%が優良
ROA
2.7%
≧5%が優良
ROE
4.1%
≧10%が優良
ROIC
2.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
9.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-6.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-7.7%
≧10%が優良
3行解説
- 海外拠点の復旧やWalki社の買収により売上高は1兆8,492億円(前年比9.0%増)と伸長したが、物流費高騰や為替差損により経常利益は685億円(同20.3%減)の減益。
- 資本効率を重視した「BS経営」へ舵を切り、配当性向50%への引き上げや1,500億円規模の自社株買い、政策保有株式の1,200億円削減など、極めて積極的な還元策を打ち出した。
- 構造不況の印刷用紙から、Walki社買収(約613億円)を通じた欧州サステナブルパッケージ市場への進出、木質由来医薬品の開発など、成長領域への投資を明確化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-06 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 37.0億円 / 予想: 750.0億円
-74.5%
売上高
実績: 4574.4億円 / 予想: 1.9兆円
+4.4%
2Q
営業利益
実績: 167.3億円 / 予想: 450.0億円
-55.0%
売上高
実績: 9149.8億円 / 予想: 1.9兆円
-0.9%
3Q
営業利益
実績: 266.7億円 / 予想: 450.0億円
-53.2%
売上高
実績: 1.4兆円 / 予想: 1.9兆円
+0.7%
3行解説
- 大幅な営業減益: 売上高はWalki社の買収等で1兆3,930億円(前年同期比0.7%増)と微増も、営業利益は海外パルプ市況の悪化や国内販売数量減により267億円(同53.2%減)と半減した。
- 構造改革の加速: 王子ネピア江戸川工場の閉鎖や豪州事業の売却など、低収益事業の撤退・縮小を断行する一方で、オーストリアAustroCel社の買収完了などポートフォリオ転換を急いでいる。
- 特別利益による最終益の下支え: 保有株式の売却益や退職給付信託返還益を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益の進捗率は62.0%を確保したが、本業の収益性回復が急務。
書類一覧
ハイライトされた行が、現在の概要カードに表示されている最新の有報・短信です。
短信
2026-02-06 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-11-07 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-08-04 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
有報
2025-06-26 2025-03 期末 有価証券報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-05-13 2025-03 通期 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-02-10 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)