短信要約
1. 要点(3行)
- 多額の特別損失計上による最終赤字: 持分法適用会社等の投資有価証券(匠社CB)の評価損16.9億円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は14.1億円と大幅な赤字転落。
- 主力2事業の減速: 半導体市況の在庫調整や自動車工場の稼働停止が直撃し、売上高は前年比11.2%減、営業利益は同49.7%減と本業の収益性が半減。
- 財務構造の改善と再生への布石: 資産売却(約46億円)による有利子負債の圧縮で自己資本比率は50.6%へ向上。中計を1年延長し、2025年度のV字回復を期す。
2. 直近の業績と進捗率
2024年12月期(通期)の連結業績は以下の通りです。
- 売上高: 120.16億円(前期比11.2%減)
- 営業利益: 3.63億円(前期比49.7%減)
- 経常利益: 3.93億円(前期比45.0%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: △14.12億円(前期は2.10億円の黒字)
分析: 通期着地は、期初想定を下回る厳しい結果となりました。前年同期と比較して営業利益が半減しており、売上高営業利益率は5.3%から3.0%へ低下。特に下期にかけて半導体・自動車関連の「マシーン」セグメントの停滞が想定以上に長引いたことが、全体の足を引っ張る形となりました。
3. セグメント別のモメンタム
- IoT事業(横ばい~微減速): 売上高84.07億円(前年同期比0.5%増)、営業利益10.70億円(同9.4%減)。タクシー配車や決済サービスは堅調でしたが、ホテル向けマルチメディアシステムが新モデルへの切り替え遅れにより苦戦しました。
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今期実績
2024-01 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-01 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 120.2億円 | -11.2% | 135.3億円 |
| 営業利益 | 3.6億円 | -49.7% | 7.2億円 |
| 経常利益 | 3.9億円 | -45.0% | 7.2億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | -14.1億円 | — | 2.1億円 |
| 包括利益 | -13.0億円 | — | 1.5億円 |
| 1株当たり当期純利益 | -46.72円 | — | 6.97円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | 6.88円 |
財務状態
| 項目 | 2024-12末 | 2023-12末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 158.9億円 | 228.3億円 |
| 純資産 | 81.7億円 | 96.0億円 |
| 自己資本比率 | 50.6% | 41.4% |
| 自己資本 | 80.4億円 | 94.5億円 |
| 1株当たり純資産 | 265.87円 | 313.31円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | -16.1% | 2.2% |
| ROA(総資産経常利益率) | 2.0% | 3.2% |
| 売上高営業利益率 | 3.0% | 5.3% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 31.6億円 | -5.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 29.2億円 | -8.4億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -56.7億円 | 14.3億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 26.1億円 | 22.0億円 |
来期予想
業績予想は開示されていません。
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 0円 | 0円 |
| 期末 | 5円 | 5円 |
配当性向:当期 — / 前期 71.7%
純資産配当率:当期 1.7% / 前期 1.6%