株式会社JDSCは、「UPGRADE JAPAN」をミッションに掲げ、データサイエンス、機械学習、AI技術の社会実装を行う企業です。事業は以下の3つの報告セグメントで構成されています。
- AIソリューション事業:各産業の大手企業と共同研究開発(Joint R&D)を行い、産業共通課題を解決するAIアルゴリズムやプロダクトを提供。
- フィナンシャル・アドバイザリー事業:M&Aアドバイザリーや資金調達支援。
- マーケティング支援事業:子会社のメールカスタマーセンター株式会社(MCC社)を通じたダイレクトメール(DM)の企画・発送代行。
主要顧客は各産業のリーディングカンパニーであり、競合環境としては個別のDX支援を行うコンサルティングファームやSIerが挙げられますが、同社は「産業横断的な課題解決」と「アルゴリズムのプロダクト化」による非労働集約型モデルでの差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-06 期末、2025-09-24 提出)収益性
営業利益率
2.5%
≧10%が優良
ROA
7.5%
≧5%が優良
ROE
9.5%
≧10%が優良
ROIC
8.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
40.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
1047.4%
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 連結業績の大幅拡大と黒字転換:MCC社の通年寄与とAIソリューションの拡販により、売上高230.5億円(前期比40.1%増)、営業利益5.8億円(前期は0.5億円)とV字回復を達成。
- 戦略的提携による成長加速:AZ-COM丸和ホールディングスとの資本業務提携(2025年7月に約5億円調達)を締結し、物流業界のDXをターゲットとした強固な体制を構築。
- リスク管理の徹底が急務:MCC社での元従業員による不正行為の発覚(2025年2月公表)や、郵便料金値上げに伴うコスト増への対応が今後のキャッシュフローの焦点。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-06 第3四半期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.0億円 / 予想: 7.5億円
+42.0%
売上高
実績: 51.4億円 / 予想: 231.0億円
-4.9%
2Q
営業利益
実績: 3.1億円 / 予想: 7.5億円
-4.3%
売上高
実績: 111.8億円 / 予想: 231.0億円
-6.3%
3Q
営業利益
実績: 4.5億円 / 予想: 7.5億円
-11.5%
売上高
実績: 171.9億円 / 予想: 231.0億円
-5.5%
3行解説
- AIソリューション事業が前年同期比54.6%増と急成長した一方、主力だったマーケティング支援事業の減収が響き、連結売上高は171.92億円(前年同期比5.5%減)と全体では足踏み。
- 人材採用やオフィス拡張など成長への先行投資を加速させたことで、営業利益は4.48億円(同11.6%減)と減益となったが、関係会社株式売却益により純利益は3.55億円(同21.3%増)を確保。
- 第三者割当増資の実施により、現預金は46.73億円(前期末比18.96億円増)に拡大し、自己資本比率も57.0%へ大幅改善するなど、成長投資に向けた財務基盤を強化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年6月期 第3四半期 | -11.5% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年6月期 第2四半期 | -4.3% | -2.3% | -18.2% | -17.2% | — |
| 2025-11-14 | 2026年6月期 第1四半期 | +42.0% | -3.3% | +0.1% | -18.3% | -27.7% |
| 2025-08-08 | 2025年6月期 通期 | +1062.0% | -2.9% | -25.0% | -27.9% | -34.2% |
| 2025-05-13 | 2025年6月期 第3四半期 | +1000.0% | +0.9% | +9.8% | +25.4% | +21.7% |
| 2025-02-13 | 2025年6月期 第2四半期 | +6460.0% | -1.7% | +12.1% | -16.6% | -8.2% |
有価証券報告書
2025-09-24 有価証券報告書-第7期(2024/07/01-2025/06/30)