株式会社ゼネテックは、1985年設立の独立系システム開発会社です。事業の柱は以下の3点です。
- システムソリューション事業: 移動体通信機や自動車関連(カーナビ、ECU等)の「組込みシステム」受託開発が中核。主要顧客はソニーやニューフレアテクノロジー。
- エンジニアリングソリューション事業: 製造業向けDX支援。世界シェアトップクラスの3次元CAD/CAMソフト「Mastercam」や、離散事象解析3Dシミュレーションソフト「FlexSim」の輸入販売・技術支援を展開。
- GPS事業: 自社開発の防災サポートアプリ『ココダヨ』の提供。NTTドコモの「スゴ得コンテンツ」等に採用。
競合環境としては、組込み開発では大手メーカー子会社や独立系SIerと競合しますが、ハードとソフトを一体で開発できる技術力と、海外の有力ソフトを日本市場に適合させるエンジニアリング力で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
8.5%
≧10%が優良
ROA
11.9%
≧5%が優良
ROE
18.2%
≧10%が優良
ROIC
9.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
13.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
10.2%
≧10%が優良
EPS成長率
1.0%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高・各段階利益ともに過去最高を更新。車載向け組込み開発の好調と、3Dシミュレーションソフト「FlexSim」の世界1位の販売実績が業績を牽引した。
- 2024年4月のフラッシュシステムズ、2025年3月のモアソンジャパン(特定子会社)の連続M&AによりPLM事業を急拡大。成長に向けた投資を加速させている。
- M&A資金の借り入れにより自己資本比率は48.99%から33.62%へ低下したものの、ROE 18.24%と高い収益性を維持。配当性向も約50%と積極的な還元姿勢を示す。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 12:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.2億円 / 予想: 8.0億円
-84.7%
売上高
実績: 24.9億円 / 予想: 118.0億円
+23.4%
2Q
営業利益
実績: 1.5億円 / 予想: 8.0億円
-57.8%
売上高
実績: 51.1億円 / 予想: 118.0億円
+28.0%
3Q
営業利益
実績: 3.2億円 / 予想: 8.0億円
-23.9%
売上高
実績: 78.5億円 / 予想: 118.0億円
+34.6%
3行解説
- 売上高はM&A効果と既存事業の堅調さにより、前年同期比34.6%増の78.4億円と過去最高を更新。
- 一方、利益面はシステム開発の部材高騰や「FlexSim」の減収、GPS事業の不振により、営業利益が23.8%減の3.2億円と苦戦。
- 利益の通期計画に対する進捗率が40%台に留まっており、M&Aによる規模拡大と収益性の維持にタイムラグが生じている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -23.9% | +3.1% | +2.5% | +11.2% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | -57.8% | -1.8% | -1.9% | -4.8% | -0.7% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -84.7% | -8.2% | -9.0% | -5.8% | -10.0% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +10.2% | +0.9% | -17.1% | -17.6% | -17.0% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +41.5% | -14.2% | -18.9% | -15.6% | -6.1% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第40期(2024/04/01-2025/03/31)