短信要約
1. 要点(3行)
- 本業の苦戦と下方修正: 薬価の中間年改定の影響が想定以上に大きく、通期の売上高予想を15億円(4.3%)下方修正。営業利益も前年同期比41.7%減と大幅な減益。
- 純利益の急増は一過性要因: 親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比709.5%増の2.86億円と急騰したが、これは投資有価証券売却益(1.57億円)の計上や前年の評価損反動によるもの。
- 新薬開発と新製品の進捗: 2025年12月に抗てんかん剤「ラコサミド」を発売。また、期待の新薬「NC-2800」が2026年1月より第Ⅱ相臨床試験の症例登録を開始するなど、将来への種まきは継続。
2. 直近の業績と進捗率
2026年3月期第3四半期(累計)の連結業績は以下の通りです。
- 売上高: 242億57百万円(前年同期比 0.2%減)
- 営業利益: 2億7百万円(同 41.7%減)
- 経常利益: 2億10百万円(同 39.8%減)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 2億86百万円(同 709.5%増)
通期計画に対する進捗率(修正後計画:売上335億円、営業利益3億円ベース)
- 売上高進捗率: 72.4%(前年同期は74.6%)
- 営業利益進捗率: 69.0%(前年同期は58.5% ※ただし今期は目標値自体が低い)
- 経常利益進捗率: 210%、純利益進捗率: 190.6%(いずれも通期予想を既に超過)
進捗率を見ると、売上高は下方修正後の計画に対しても前年よりスローペースです。利益面では通期予想を既に上回っていますが、これは研究開発費の支出が来期にずれ込む見通しとなったための「未消化」によるものであり、勢いがあるというよりはコストの先送りという側面が強いです。
3. セグメント別のモメンタム
- 医薬品事業(勢い:停滞): 売上高234億9百万円(前年比 0.0%増)、営業利益2億37百万円(同 3.6%減)。アレルギースクリーニング機器「ドロップスクリーン」は5.5%増と堅調。ジェネリック医薬品も1.2%増と微増を確保しましたが、主力品・新薬が薬価改定の影響で23.3%減と大きく沈み、全体の利益を押し下げています。
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今期累計実績
2025-04 〜 2025-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 242.6億円 | -0.2% | 243.1億円 |
| 営業利益 | 2.1億円 | -41.7% | 3.5億円 |
| 経常利益 | 2.1億円 | -39.8% | 3.5億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 2.9億円 | +709.5% | 35,000,000円 |
| 包括利益 | 2.3億円 | +17.8% | 2.0億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 79.48円 | — | 9.82円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-12末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 521.0億円 | 498.5億円 |
| 純資産 | 192.5億円 | 191.7億円 |
| 自己資本比率 | 37.0% | 38.4% |
| 自己資本 | 192.5億円 | 191.7億円 |
| 1株当たり純資産 | 5,309.71円 | 5,312.46円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 335.0億円 | +2.9% |
| 営業利益 | 3.0億円 | -50.5% |
| 経常利益 | 1.0億円 | -77.4% |
| 当期純利益 | 1.5億円 | -49.1% |
| 1株当たり当期純利益 | 41.51円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 0円 | 0円 |
| 期末 | 50円 | 50円 予想 |
| 年間合計 | 50円 | 50円 予想 |