株式会社リボミックは、東京大学医科学研究所発のバイオベンチャーであり、独自の創薬プラットフォーム「RiboART System」を用いたアプタマー医薬(核酸医薬の一種)の研究開発に特化しています。特定の疾患に限定されず、多岐にわたる新薬シーズの創出を事業モデルとしており、自社開発および製薬企業との共同研究・ライセンスアウトによる収益化を目指しています。
- 主要製品(パイプライン): リードプロジェクトは「RBM-007」。適応症は軟骨無形成症(ACH)および滲出型加齢黄斑変性(wet AMD)。
- 主要顧客: 第22期においてはレナセラピューティクス株式会社(売上比率71.2%)、University Hospital Center of Rouen(28.8%)。
- 競合環境: 核酸医薬市場では、アステラス製薬が買収した米IVERIC Bio社などの海外勢や、既存の抗体医薬(アイリーア等)と競合しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
-49861.8%
≧10%が優良
ROA
-31.2%
≧5%が優良
ROE
-31.7%
≧10%が優良
ROIC
-24.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-96.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 主力薬「RBM-007」の軟骨無形成症(ACH)対象治験が良好に進捗し、2025年4月に国内での希少疾病用医薬品指定(ODD)を取得。
- 営業損失10.5億円、当期純損失10.2億円と赤字が続くが、第17回新株予約権の行使等により約6.9億円の資金を確保し、当面の運転資金を維持。
- 「継続企業の前提に関する重要事象」が記載されているものの、手元流動性(現金・有価証券計30億円)と資金調達により、不確実性は解消の方向。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -2.4億円 / 予想: -13.6億円
+7.0%
売上高
実績: — / 予想: 未開示
—
2Q
営業利益
実績: -5.4億円 / 予想: -13.6億円
-5.1%
売上高
実績: — / 予想: 未開示
—
3Q
営業利益
実績: -7.9億円 / 予想: -13.2億円
-1.7%
売上高
実績: 0.0億円 / 予想: 0.0億円
—
通期
営業利益
実績: -12.1億円 / 予想: 未開示
-15.0%
売上高
実績: 0.0億円 / 予想: 未開示
+50.0%
3行解説
- 主力パイプライン「umedaptanib pegol」の軟骨無形成症(ACH)対象第2相試験で主要評価項目を達成し、統計的有意差(p=0.04)を確認したことが最大の進展。
- 研究開発費が前年同期の約6.67億円から約8.03億円へ増加し、当期純損失は11.45億円(前年は10.18億円)と赤字幅が拡大。
- 2027年3月期はACHの第3相試験開始に伴い、事業費用が15.65億円まで膨らむ見通しであり、資金調達とライセンスアウトによる収益化が喫緊の課題。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | -15.0% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | -1.7% | -0.7% | -2.2% | +21.5% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | -5.1% | +2.3% | -3.4% | -14.4% | -12.9% |
| 2025-08-12 | 2026年3月期 第1四半期 | +7.0% | -9.0% | -11.5% | -20.1% | -28.0% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +5.9% | +1.3% | +7.3% | +6.8% | +35.2% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +6.5% | +2.2% | +19.6% | +31.4% | +6.7% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第22期(2024/04/01-2025/03/31)