日本特殊塗料株式会社(ニットク)は、1929年創業の老舗化学メーカーであり、主に「塗料関連事業」と「自動車製品関連事業」の2つの柱で展開しています。
- 事業内容・主要製品: 塗料関連では、航空機用塗料で培った技術を基盤に、建築・土木用の防水材(主力製品)や遮熱塗料を提供。自動車製品関連では、車室内の静粛性を高める防音材(制振材、吸・遮音材)および防錆塗料の世界的なサプライヤーです。
- 主要顧客: 自動車製品関連ではトヨタ自動車グループが最大の顧客であり、当連結会計年度の売上高構成比は14.7%(97億3,800万円)に達しています。以前は本田技研工業も主要顧客でしたが、現在は10%未満となっています。
- 競合環境: 塗料分野では国内人口減少による市場縮小の中、大小多くのメーカーと熾烈な価格・開発競争にあります。自動車分野では「100年に一度の大変革(CASE)」への対応が求められており、EV化に伴う騒音特性の変化に対応した高付加価値な防音技術の競争が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-19 提出)収益性
営業利益率
6.7%
≧10%が優良
ROA
5.2%
≧5%が優良
ROE
8.0%
≧10%が優良
ROIC
5.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
14.1%
≧10%が優良
EPS成長率
25.2%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、建築向け防水材の好調により営業利益が前期比14.1%増の44億5,600万円と大幅増益を達成。
- 自動車事業は中国市場でのEV販売低迷を受け減収となったが、販売価格の見直しと原価改善によりセグメント利益は微増を確保。
- 新中期経営計画で「総還元性向70%」を掲げ、配当の大幅増額(前期46円→今期90円)を決定するなど、極めて積極的な株主還元姿勢へ転換。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-12 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 8.0億円 / 予想: 27.0億円
-9.8%
売上高
実績: 151.4億円 / 予想: 630.0億円
-7.5%
2Q
営業利益
実績: 16.4億円 / 予想: 30.5億円
-14.4%
売上高
実績: 303.0億円 / 予想: 605.0億円
-7.0%
3Q
営業利益
実績: 27.4億円 / 予想: 30.5億円
-13.1%
売上高
実績: 460.7億円 / 予想: 605.0億円
-6.7%
3行解説
- 塗料事業の大型物件反動減により営業減益(前年同期比13.1%減)も、持分法投資利益の回復と固定資産売却益により、親会社株主帰属の純利益は41.37億円(同25.0%増)と大幅増益。
- 通期利益計画に対する進捗率が極めて高く、営業利益で89.7%、純利益で86.2%に達しており、期末に向けた上振れ期待が強い着地。
- 本業の苦戦を営業外・特別利益で補う構図だが、自己株式取得(約6.6億円)と増配(年間110円予想)など、株主還元姿勢の強化が鮮明。
書類一覧
ハイライトされた行が、現在の概要カードに表示されている最新の有報・短信です。
短信
2026-02-12 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-11-12 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-08-08 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
有報
2025-06-19 2025-03 期末 有価証券報告書-第119期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-05-09 2025-03 通期 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-02-12 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)