東京インキは、1923年創業の老舗化学メーカーであり、印刷用インキ、プラスチック用着色剤(マスターバッチ)、および特殊成形技術を用いた加工品(樹脂製ネットや土木資材)の製造・販売を主軸としています。 収益構造は、パッケージや商業印刷向けの「インキ事業」、自動車や家電等のプラスチック部品に色や機能を付与する「化成品事業」、そして防災・減災用途の土木資材や包装用ネットを扱う「加工品事業」の3セグメントに分散されています。単なるインキ製造に留まらず、顔料分散や混練といったコア技術を川下の樹脂加工品まで展開することで、多角的な収益源を確保しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
2.8%
≧10%が優良
ROA
2.5%
≧5%が優良
ROE
4.0%
≧10%が優良
ROIC
2.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
6.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
70.4%
≧10%が優良
EPS成長率
32.5%
≧10%が優良
3行解説
・成熟・縮小傾向にあるオフセットインキから、食品包装向けグラビアインキや防災関連の土木資材といった成長・安定領域への資源シフトを鮮明にしている。 ・独自の回転異形成形技術による「ネトロン」などのニッチトップ製品を持ち、国土強靱化計画に伴う土木需要や環境対応製品の拡大が成長の鍵を握る。 ・政策保有株式の縮減と不動産活用による資本効率の改善を推進しており、100周年を機に株主還元姿勢を大幅に強化(配当性向40%以上目標など)している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 5.7億円 / 予想: 18.0億円
+273.0%
売上高
実績: 120.3億円 / 予想: 473.0億円
+9.4%
2Q
営業利益
実績: 11.0億円 / 予想: 18.0億円
+310.5%
売上高
実績: 243.4億円 / 予想: 473.0億円
+9.3%
3Q
営業利益
実績: 19.1億円 / 予想: 21.0億円
+101.5%
売上高
実績: 376.0億円 / 予想: 496.0億円
+8.0%
通期
営業利益
実績: 22.2億円 / 予想: 未開示
+69.4%
売上高
実績: 499.3億円 / 予想: 未開示
+6.7%
3行解説
- 営業利益は前期比69.4%増の22億1,700万円と大幅伸長。価格改定の浸透と高付加価値製品へのシフトが収益性を大きく押し上げた。
- 経常利益は前期比約3.5倍の24億5,400万円に急増。米国子会社における一過性の出資金運用損(前期8億円)が解消したことが主因。
- ネットロン事業の不振による減損損失(約8億円)を計上する一方、支店跡地の売却や政策保有株式の縮減により、当期純利益も58.2%増と大幅増益。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +69.4% | — | — | — | — |
| 2026-02-09 | 2026年3月期 第3四半期 | +101.5% | +15.7% | +16.6% | +6.6% | -9.9% |
| 2025-11-07 | 2026年3月期 第2四半期 | +310.5% | -4.1% | -6.9% | -2.4% | -86.2% |
| 2025-08-05 | 2026年3月期 第1四半期 | +273.0% | +14.4% | +26.5% | +40.6% | +41.0% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +70.4% | +2.3% | +2.5% | +2.6% | +3.9% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +40.3% | +8.0% | +13.6% | +24.3% | +16.9% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第153期(2024/04/01-2025/03/31)