ノイルイミューン・バイオテック株式会社は、山口大学発のバイオベンチャーであり、独自のPRIME技術(サイトカインIL-7とケモカインCCL19を同時に産生させる技術)を活用した次世代型CAR-T細胞療法の開発を行っています。
- 事業内容: 固形がんを対象とした遺伝子改変免疫細胞療法(主にCAR-T細胞療法)の研究開発。
- 主要製品(パイプライン):
- NIB103: Mesothelinを標的とする主力パイプライン。現在第Ⅰ相臨床試験中。
- NIB102: GPC3を標的とする。武田薬品工業より権利が返還され、自社で開発継続。
- PRIME技術: 他社へのライセンス供与を行うプラットフォーム技術。
- 主要顧客: 第11期(2025年12月期)の事業収益500万円は、すべて第一三共株式会社からのものです。
- 競合環境: 血液がんではCAR-T療法が普及していますが、固形がん領域は未開拓であり、国内外の大手製薬会社やバイオベンチャーと激しい開発競争の中にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-23 提出)収益性
営業利益率
-15945.1%
≧10%が優良
ROA
-18.1%
≧5%が優良
ROE
-18.3%
≧10%が優良
ROIC
-14.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-34.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 事業収益は500万円に留まり、研究開発費3.6億円を含む約7.9億円の当期純損失を計上する典型的な赤字先行のバイオテック企業である。
- 武田薬品工業との提携解消という逆風はあるが、現預金約39.1億円を保有しており、当面の開発資金(ランウェイ)は確保されている。
- 最優先パイプライン「NIB103」の第Ⅰ相試験完了(2027年度内目標)と、PRIME技術の新規ライセンスアウトによる収益化が投資判断の焦点。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
※ 通期業績予想は非開示(実績のみ表示)
1Q
営業利益
実績: -2.0億円 / 予想: 未開示
+16.2%
売上高
実績: — / 予想: 未開示
—
3行解説
- 自社創薬パイプライン「NIB103」の第I相臨床試験において、第1例目の患者への投与を達成し、開発が着実に進展。
- 第1四半期の事業収益は計上なし(前年同期は214万円)となったが、研究開発費の抑制や補助金収入により、営業損失・純損失ともに前年同期比で赤字幅が縮小。
- 通期業績予想は、事業進捗に伴う収益の変動が大きく合理的な算出が困難なため、引き続き「非開示」としている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年12月期 第1四半期 | +16.2% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +25.4% | -3.3% | -1.8% | +33.5% | — |
| 2025-11-13 | 2025年12月期 第3四半期 | +31.8% | -0.0% | +2.4% | -7.9% | -16.1% |
| 2025-08-08 | 2025年12月期 第2四半期 | +39.5% | -2.9% | -2.3% | +10.6% | -7.5% |
| 2025-05-12 | 2025年12月期 第1四半期 | +28.9% | +0.4% | +10.4% | +18.4% | +20.7% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | -37.9% | -4.0% | -5.3% | -10.4% | -18.8% |
有価証券報告書
2026-03-23 有価証券報告書-第11期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第10期(2024/01/01-2024/12/31)