株式会社マンダムは、男性用ヘアケア・スキンケア市場で圧倒的なシェアを誇る「ギャツビー(GATSBY)」や「ルシード(LUCIDO)」、女性用コスメタリーの「ビフェスタ(Bifesta)」を展開する化粧品メーカーです。日本国内のみならず、インドネシアを中心とした東南アジア地域への展開に強みを持ち、海外売上高比率は48.3%に達します。競合環境としては、資生堂、花王などの国内大手や、グローバルブランドとの競争にさらされており、近年はECサイトの台頭や生活者ニーズの多様化に対応するため、D2Cブランドの開発やDX推進を強化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
1.3%
≧10%が優良
ROA
1.1%
≧5%が優良
ROE
2.5%
≧10%が優良
ROIC
0.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-49.1%
≧10%が優良
EPS成長率
-28.6%
≧10%が優良
3行解説
- 国内事業は夏場商品の好調と収益改善により大幅増益(16.0億円)となったが、連結営業利益はインドネシア事業の苦戦により前期比49.1%減の10.2億円に留まった。
- インドネシア事業は、流通在庫の返品処理や原価率の悪化により18.1億円のセグメント損失を計上しており、全社業績の大きな足かせとなっている。
- 中期経営計画「MP-14」でROIC 8.0%以上を掲げるが、足元のROEは2.7%と低迷しており、構造改革による「稼ぐ力」の回復が急務である。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-06 11:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 10.2億円 / 予想: 35.0億円
+46.0%
売上高
実績: 212.3億円 / 予想: 843.2億円
+10.2%
2Q
営業利益
実績: 23.7億円 / 予想: 35.0億円
+65.5%
売上高
実績: 412.5億円 / 予想: 843.2億円
+5.3%
3Q
営業利益
実績: 28.9億円 / 予想: 27.0億円
+116.4%
売上高
実績: 591.9億円 / 予想: 786.0億円
+3.6%
3行解説
- インドネシア事業の劇的なV字回復: 営業利益が前年同期比116.4%増の28.9億円と急拡大。主因はインドネシアでの売上高22.6%増と収益性改善による黒字転換である。
- 第3四半期で通期利益計画を既に超過: 営業利益・経常利益ともに進捗率が100%を超えており、1月28日に修正済みの通期予想(営業利益27億円)に対しても保守的な着地となっている。
- 構造改革の進展と一時費用: 国内外での原価率改善が進む一方、特別損失に公開買付関連費用4.8億円を計上。構造改革と株主構成の変化を伴う過渡期にある。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | +116.4% | -2.4% | -6.5% | -0.6% | -2.6% |
| 2025-11-06 | 2026年3月期 第2四半期 | +65.5% | -2.9% | -4.0% | -1.0% | +6.3% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | +46.0% | -6.0% | -8.5% | -5.4% | +43.0% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -49.1% | -4.7% | -6.1% | -2.8% | +1.6% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | -39.4% | +1.4% | +3.4% | +10.4% | +17.2% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第108期(2024/04/01-2025/03/31)