上村工業株式会社は、めっき用薬品(資材)、めっき機械、および薬品の自動管理装置を自社で手掛ける「三位一体」のビジネスモデルを強みとする表面処理技術のリーディングカンパニーです。
- 主な事業: 電子部品や半導体パッケージ(PKG)向けの表面処理用資材の製造販売、表面処理用機械の設計・製造、および受託めっき加工。
- 主要製品: プリント配線板用めっき薬品、アルミ磁気ディスク用薬品、縦型連続搬送めっき装置(U-VCP)。
- 競合環境: 薬品・機械・制御装置をトータルで提供できる企業は世界的にも稀有であり、特に先端パッケージ基板分野での高い技術力が競合優位性の源泉となっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
22.5%
≧10%が優良
ROA
15.1%
≧5%が優良
ROE
14.2%
≧10%が優良
ROIC
12.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
25.6%
≧10%が優良
EPS成長率
29.6%
≧10%が優良
3行解説
- 主力の表面処理用資材事業が、AI・データセンター向けのパッケージ基板需要の回復と円安の追い風を受け、連結経常利益200.41億円(前期比26.3%増)と大幅伸長。
- 設備投資の一巡により機械事業が大幅減益(セグメント利益75.9%減)となったものの、収益性の高い薬品販売が補完し、ROE 14.2%と高水準を維持。
- 1株当たり配当を前期の200円から280円へ大幅増額し、配当性向41.04%とするなど、極めて積極的な株主還元姿勢を示している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 12:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 45.1億円 / 予想: 150.1億円
+0.0%
売上高
実績: 201.1億円 / 予想: 826.3億円
+0.7%
2Q
営業利益
実績: 95.8億円 / 予想: 197.0億円
+4.9%
売上高
実績: 417.0億円 / 予想: 860.0億円
+2.3%
3Q
営業利益
実績: 155.6億円 / 予想: 197.0億円
+7.1%
売上高
実績: 659.6億円 / 予想: 860.0億円
+4.2%
通期
営業利益
実績: 213.3億円 / 予想: 未開示
+13.3%
売上高
実績: 917.8億円 / 予想: 未開示
+9.5%
3行解説
- 生成AI向けサーバー需要を背景とした半導体パッケージ基板用めっき薬品が好調に推移し、売上高は前年比9.5%増の917.8億円と伸長。
- 営業利益は付加価値の高い製品の貢献で前年比13.3%増の213.2億円を達成したが、親会社株主に帰属する当期純利益は遊休資産の減損損失(14.7億円)計上により前年比0.9%減の139.4億円となった。
- 2027年3月期は、AI分野の継続的な需要拡大を見込む一方、営業利益ベースでは設備投資や研究開発費の負担増を織り込み、前年比4.7%減の減益を予想している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +13.3% | — | — | — | — |
| 2026-02-09 | 2026年3月期 第3四半期 | +7.1% | -0.5% | +5.4% | +17.9% | +20.8% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | +4.9% | +3.4% | +11.9% | +16.0% | +11.1% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +0.0% | -5.4% | -5.3% | -2.9% | +15.1% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | +25.6% | -6.0% | -3.7% | -6.6% | -3.0% |
| 2025-02-10 | 2025年3月期 第3四半期 | +44.3% | +1.6% | +5.5% | +0.1% | -3.2% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第97期(2024/04/01-2025/03/31)