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荒川化学工業

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4968 プライム

荒川化学工業株式会社は、松脂(ロジン)を主原料とする中間試薬の国内最大手です。独自の「つなぐ技術」をコアに、以下の4事業を柱としています。

  • 機能性コーティング事業:印刷インキ用、塗料用樹脂など。
  • 製紙・環境事業:紙力増強剤、サイズ剤。中国・アジア市場に強み。
  • 粘接着・バイオマス事業:水素化石油樹脂「アルコン」、粘着剤用樹脂。
  • ファイン・エレクトロニクス事業:半導体・電子材料用先端材料、精密研磨剤。

主要顧客は印刷、製紙、自動車、電子部品業界と多岐にわたります。競合環境としては、中国メーカーの台頭による汎用品の価格競争激化に加え、原材料(ガムロジン)の調達価格変動リスクにさらされています。

市場ポジション

プライム市場 / 化学

市場内 業種内

最新の有価証券報告書サマリー

出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)

収益性

営業利益率

1.3%

≧10%が優良

ROA

0.9%

≧5%が優良

ROE

4.6%

≧10%が優良

ROIC

0.4%

≧7%が優良

成長性

売上高成長率

11.1%

≧10%が優良

営業利益成長率

≧10%が優良

EPS成長率

≧10%が優良

3行解説

  • 業績回復と構造改革の進展:売上高は802億円(前期比11.1%増)と増収、営業損益は10.5億円の黒字に転換(前期は26.1億円の赤字)し、電子材料向けの需要回復が牽引した。
  • 特別利益による最終利益の押し上げ:親会社株主に帰属する当期純利益は26.4億円を計上したが、投資有価証券売却益(12.6億円)や固定資産売却益(9.8億円)といった一過性の要因が大きい。
  • 特定事業の苦戦継続:粘接着・バイオマス事業が22.4億円のセグメント損失を計上しており、子会社「千葉アルコン製造」の稼働率低下と設備不具合が引き続き足かせとなっている。

最新の決算短信サマリー

出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:00 提出)

進捗

1Q
営業利益
+9.5%
売上高
+3.3%
2Q
営業利益
+196.8%
売上高
+2.6%
3Q
営業利益
+80.5%
売上高
+1.9%
通期
営業利益
+136.5%
売上高
+2.4%

3行解説

  • 営業利益が前期比136.4%増の25億円と大幅に回復。生成AIやAIサーバー向け光硬化型樹脂の販売が過去最高を記録し、収益を牽引した。
  • 粘接着・バイオマス事業は14億円のセグメント損失を計上したものの、課題であった千葉アルコン製造(株)の稼働率改善により、前期(22億円の損失)から赤字幅が縮小。
  • 2027年3月期は普通配当の増配に加え、創業150周年記念配当を含む年間55円への増配を計画。新中期経営計画に基づき、配当性向目標を50%へ引き上げた。

決算短信と発表後の株価反応

株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)

提出日 決算短信 営業利益 前年同期比 当日 1週間 1ヶ月 2ヶ月
2026-05-14 2026年3月期 通期 +136.5% +8.3% +6.7%
2026-02-05 2026年3月期 第3四半期 +80.5% -3.4% +5.8% -0.6% -4.4%
2025-11-05 2026年3月期 第2四半期 +196.8% -2.1% -4.1% -0.8% +7.4%
2025-08-04 2026年3月期 第1四半期 +9.5% -1.7% -4.7% -4.8% -11.5%
2025-05-14 2025年3月期 通期 -2.3% +3.7% -2.7% -5.3%
2025-02-05 2025年3月期 第3四半期 +5.6% +4.9% +11.6% +0.1%