短信要約
1. 要点(3行)
- 大幅な業績悪化と営業赤字転落: 第3四半期累計の売上高は前年同期比1.5%減の292.8億円にとどまり、営業損益は前年の3.3億円の黒字から14.7億円の赤字へ転落した。
- 通期計画の全利益項目を下方修正: ライフサイエンス市場の回復遅れと価格競争激化を背景に、通期の親会社株主純利益を34億円から10億円へ70.6%減額した。
- CDMO事業の苦戦と遺伝子医療の伸長: 受託サービス(CDMO)が前年同期比20.0%減と大きく落ち込む一方、遺伝子医療は27.3%増と成長を見せ、事業ポートフォリオ内で明暗が分かれた。
2. 直近の業績と進捗率
第3四半期累計(9ヶ月)の実績は以下の通りです。
- 売上高: 292.8億円(前年同期比1.5%減)
- 営業利益: △14.7億円(前年同期は3.3億円の黒字)
- 経常利益: △12.5億円(前年同期は5.8億円の黒字)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: △13.7億円(前年同期は1.5億円の黒字)
通期計画に対する進捗率(修正後計画455億円に対し):
- 売上高進捗率は**64.3%**となっており、前年同期の68.3%(通期実績435億円に対し)と比較して進捗が遅れています。特に各利益項目が累計で赤字となっている点は、第4四半期に大幅な利益計上が必要であることを示唆しており、達成へのハードルは高い状況です。
3. セグメント別のモメンタム
単一セグメントですが、製品別の状況に顕著な差が出ています。
- 減速(CDMO・試薬): 主力の「試薬」は224.2億円(0.8%減)と微減ながら、利益率の高い新型コロナ検査関連の減少が響いています。また「受託(CDMO)」は34.9億円(20.0%減)と大幅な減速。欧米のインフレ長期化や中国の不況により、顧客の研究予算縮減と投資抑制が直撃しています。
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今期累計実績
2024-04 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 292.8億円 | -1.5% | 297.3億円 |
| 営業利益 | -14.7億円 | — | 3.4億円 |
| 経常利益 | -12.6億円 | — | 5.9億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | -13.8億円 | — | 1.5億円 |
| 包括利益 | -7.3億円 | — | 51.3億円 |
| 1株当たり当期純利益 | -11.45円 | — | 1.28円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2024-12末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 1193.0億円 | 1212.5億円 |
| 純資産 | 1090.0億円 | 1117.8億円 |
| 自己資本比率 | 91.1% | 92.0% |
| 自己資本 | 1086.9億円 | 1115.0億円 |
| 1株当たり純資産 | 902.66円 | 926円 |
通期予想
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 455.0億円 | +4.6% |
| 営業利益 | 30.0億円 | -0.1% |
| 経常利益 | 30.0億円 | -11.9% |
| 当期純利益 | 10.0億円 | -32.5% |
| 1株当たり当期純利益 | 8.3円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 0円 | 0円 |
| 期末 | 17円 | 17円 予想 |
| 年間合計 | 17円 | 17円 予想 |