日本電気硝子株式会社は、世界トップクラスの技術力を有する特殊ガラスメーカーです。液晶・有機ELディスプレイ用基板ガラスを中心とする「電子・情報」分野、および強化プラスチック用ガラスファイバや医薬・耐熱・建築用ガラスなどの「機能材料」分野を展開しています。
- 主要製品: 液晶ディスプレイ用基板ガラス、ガラスファイバ、半導体プロセス用ガラス、全固体ナトリウムイオン二次電池(開発中)など。
- 競合環境: ディスプレイ用ガラスでは米コーニングやAGCと世界市場を分け合う寡占状態にあります。近年は中国メーカーの台頭やエネルギー価格の高騰により、コスト競争力と高付加価値化の両立が求められる厳しい環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-26 提出)収益性
営業利益率
11.0%
≧10%が優良
ROA
4.9%
≧5%が優良
ROE
6.0%
≧10%が優良
ROIC
4.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
457.7%
≧10%が優良
EPS成長率
169.9%
≧10%が優良
3行解説
- 業績の急回復: ディスプレイ事業の需要回復と全電気溶融技術導入による生産性向上により、営業利益は前年比457.6%増の341億円と大幅に増益。
- 大胆な構造改革と株主還元: 不採算の欧州ガラス繊維事業からの撤退(減損計上)を進める一方、1,000億円規模の自己株式取得計画やDOE3%目標など還元姿勢を鮮明化。
- 次世代成長への布石: 半導体パッケージ用ガラスセラミックスコア基板(GCコア)や全固体電池など、ディスプレイ依存からの脱却に向けた新事業開発を加速。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-04-30 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 64.8億円 / 予想: 330.0億円
-17.9%
売上高
実績: 751.0億円 / 予想: 3200.0億円
+0.3%
3行解説
- 営業利益はディスプレイ事業の修繕費用や海外拠点の立ち上げコストが響き、前年同期比17.9%減の64.8億円となった。
- 一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は、政策保有株式の売却益を特別利益に計上したことで前年同期比66.4%増の83.3億円と大幅に伸長した。
- ディスプレイ事業は堅調な需要を維持しているが、機能材料事業は英国子会社の事業停止や医療用ガラスの販売減により減収減益となった。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年12月期 第1四半期 | -17.9% | +0.7% | -14.0% | — | — |
| 2026-02-06 | 2025年12月期 通期 | +457.7% | -0.6% | -22.7% | -9.6% | -8.1% |
| 2025-10-31 | 2025年12月期 第3四半期 | +427.1% | +0.1% | +7.5% | +10.9% | +16.4% |
| 2025-07-30 | 2025年12月期 第2四半期 | +479.8% | -0.3% | +7.0% | +14.1% | +20.7% |
| 2025-04-30 | 2025年12月期 第1四半期 | +932.3% | -1.0% | +1.8% | -0.3% | -3.4% |
| 2025-02-05 | 2024年12月期 通期 | — | +0.1% | +4.5% | +5.6% | +6.2% |
有価証券報告書
2026-03-26 有価証券報告書-第107期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-31 有価証券報告書-第106期(2024/01/01-2024/12/31)