株式会社ニッカトーは、1913年創業の老舗産業用セラミックスメーカーです。
- 事業内容: 高機能セラミックスの製造販売を行う「セラミックス事業」と、加熱装置・計測機器等の仕入販売を行う「エンジニアリング事業」の両輪で展開しています。
- 主要製品: ジルコニアセラミックス(粉砕用ボール、部材)、熱電対用保護管、電子部品焼成用部材、酸素センサ、各種電気炉など。
- 主要顧客: 電子部品、半導体、食品、医薬品、自動車など多岐にわたりますが、特に電子部品業界向けの売上構成比が高く、同業界の景気動向に強く依存する構造です。
- 競合環境: ファインセラミックス分野において、特定のニッチ市場で高い技術力を持ちますが、原材料(ジルコニア)を東ソー株式会社に大きく依存(仕入の98.7%)している点に特徴があります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
6.3%
≧10%が優良
ROA
3.7%
≧5%が優良
ROE
3.8%
≧10%が優良
ROIC
3.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
-30.5%
≧10%が優良
EPS成長率
-28.3%
≧10%が優良
3行解説
- 業績悪化: 電子部品業界の調整や原材料・燃料価格の高騰により、営業利益が前年同期比30.5%減の約6.4億円と大幅減益。
- 資産の健全性への疑念: 市場動向を踏まえ、約1.1億円の棚卸資産評価損を計上。ROEも3.8%と目標の8%を大きく下回る水準。
- 次期計画への期待: 2030年に売上高130億円、営業利益率15%を目指す新中期経営計画「CONNECT30」を策定し、PBR1倍割れの改善に注力。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-01 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 1.9億円 / 予想: 9.7億円
+28.1%
売上高
実績: 24.4億円 / 予想: 101.4億円
+5.5%
2Q
営業利益
実績: 5.0億円 / 予想: 9.7億円
+35.1%
売上高
実績: 53.2億円 / 予想: 101.4億円
+7.9%
3Q
営業利益
実績: 7.6億円 / 予想: 9.7億円
+31.3%
売上高
実績: 81.7億円 / 予想: 101.4億円
+10.4%
通期
営業利益
実績: 10.7億円 / 予想: 未開示
+67.9%
売上高
実績: 113.4億円 / 予想: 未開示
+12.5%
3行解説
・2026年3月期は、売上高が前年比12.5%増、営業利益が同67.9%増と大幅な増収増益を達成し、売上高は過去最高値を記録。 ・主力のセラミックス事業が電子部品業界の回復を受けてV字回復し、工場稼働率の向上で利益率も大幅に改善した。 ・2027年3月期の通期予想は、売上高で微減を見込む一方、各段階利益で過去最高益の更新を計画し、2円の増配(年23円)を予定。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-01 | 2026年3月期 通期 | +67.9% | +2.3% | -12.4% | — | — |
| 2026-02-02 | 2026年3月期 第3四半期 | +31.3% | +2.5% | -6.7% | +9.1% | +2.4% |
| 2025-11-04 | 2026年3月期 第2四半期 | +35.1% | +4.4% | +11.8% | +6.1% | +9.7% |
| 2025-08-01 | 2026年3月期 第1四半期 | +28.1% | +1.5% | -0.6% | +3.6% | +0.3% |
| 2025-05-01 | 2025年3月期 通期 | -30.6% | +3.7% | +0.0% | -2.2% | -4.6% |
| 2025-02-03 | 2025年3月期 第3四半期 | -9.1% | +4.7% | +3.9% | +11.1% | +13.3% |
有価証券報告書
2025-06-18 有価証券報告書-第155期(2024/04/01-2025/03/31)