短信要約
1. 要点(3行)
- 戦略的減販による大幅減収も赤字幅は縮小: ニッケル市況低迷と円高を受け、採算重視の数量抑制策を継続。売上高は前年同期比43.0%減の44.6億円と急減したが、営業赤字は40.4億円(前年同期は44.6億円の赤字)と若干改善した。
- 通期予想の下方修正と配当再開の対比: LME価格の下落や為替前提の見直しに伴い、通期の純損失予想を16.3億円から18.8億円の赤字へ下方修正。一方で、中間配当60円(前年同期は無配)を実施し、年間120円配当の維持を表明した。
- 新規事業へのリソースシフトを加速: 主力のニッケル事業が苦戦する中、ベリリウム製造販売の実証プラント建設や小売電気事業の立ち上げなど、収益基盤の多角化に向けた投資と提携を急いでいる。
2. 直近の業績と進捗率
- 売上高: 44.6億円(前年同期比 43.0%減)
- 営業利益: △40.4億円(前年同期は△44.6億円)
- 経常利益: △10.8億円(前年同期は△23.1億円)
- 中間純利益: △10.9億円(前年同期は△18.7億円)
- 進捗率(通期修正計画 85.3億円に対して):
- 売上高: 52.3%
- 各段階利益: 通期で64.9億円の営業赤字を見込んでおり、上半期でその約62%を計上。前年同期の売上進捗(約59%)と比較すると、足元の販売勢いはさらに鈍化している。持分法投資利益(28.6億円)が経常利益の下支えとなっている点が特徴的。
3. セグメント別のモメンタム
- ニッケル事業(減速): 売上高40.8億円(45.5%減)、営業損失40.1億円。LMEニッケル価格が前年同期比13.6%下落し、為替も3.6%の円高が進んだことでダブルパンチとなった。安値での販売を避ける「数量抑制方針」により販売数量が42.4%減少しており、モメンタムは極めて弱い。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期累計実績
2025-04 〜 2025-09
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-09 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 44.6億円 | -43.0% | 78.3億円 |
| 営業利益 | -40.4億円 | — | -44.7億円 |
| 経常利益 | -10.9億円 | — | -23.2億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | -10.9億円 | — | -18.8億円 |
| 包括利益 | -17.0億円 | — | -14.9億円 |
| 1株当たり当期純利益 | -59.91円 | — | -96.26円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-09末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 638.3億円 | 718.0億円 |
| 純資産 | 597.0億円 | 676.6億円 |
| 自己資本比率 | 93.1% | 93.9% |
| 自己資本 | 594.5億円 | 673.9億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 85.3億円 | -35.2% |
| 営業利益 | -64.9億円 | — |
| 経常利益 | -18.4億円 | — |
| 当期純利益 | -18.8億円 | — |
| 1株当たり当期純利益 | -108.12円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 0円 | 60円 |
| 期末 | 135円 | 60円 予想 |
| 年間合計 | 135円 | 120円 予想 |