株式会社オービーシステムは、独立系のシステムインテグレーター(SIer)です。1972年の設立以来、金融、産業流通、社会公共の3領域を柱に、近年は「ITイノベーション事業(クラウド・DX)」を第4の柱として強化しています。
- 主要製品・サービス: 銀行系・保険系システム、車載・組み込みソフト、医療分野の自社製品(臨床検査システム「CLIP」)、クラウド移行支援など。
- 主要顧客: **日立製作所グループへの依存度が極めて高く、連結売上高の68.3%(日立製作所単体でも42.9%)**を占めています。また、三菱電機ソフトウエア(9.1%)や、筆頭株主であるオービック(28.63%所有)とも密接な関係にあります。
- 競合環境: 大手メーカー系SIerのパートナー企業としての地位を確立していますが、人材確保やAI活用などの技術革新において、同規模の独立系SIerとの激しい競争下にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
7.3%
≧10%が優良
ROA
8.7%
≧5%が優良
ROE
9.5%
≧10%が優良
ROIC
7.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
—
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期より連結決算を開始し、売上高76.8億円、営業利益5.6億円を計上。日立グループ向けが売上の約7割を占める安定した収益基盤。
- 積極的なM&A戦略を推進しており、2024年4月に「ヒューマン&テクノロジー」、2025年5月に「グリーンキャット」を完全子会社化し、2027年3月期の売上高100億円達成を目指す。
- 自己資本比率79.0%、現金及び預金約26.4億円を保有する極めて強固な財務体質。配当性向は33.2%(個別)と株主還元にも配慮。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-22 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.4億円 / 予想: 7.2億円
-45.8%
売上高
実績: 17.5億円 / 予想: 94.0億円
-4.0%
2Q
営業利益
実績: 2.1億円 / 予想: 7.2億円
-17.8%
売上高
実績: 39.0億円 / 予想: 94.0億円
+3.9%
3Q
営業利益
実績: 4.2億円 / 予想: 7.2億円
-1.7%
売上高
実績: 61.6億円 / 予想: 94.0億円
+8.5%
通期
営業利益
実績: 6.7億円 / 予想: 未開示
+19.6%
売上高
実績: 86.5億円 / 予想: 未開示
+12.6%
3行解説
- 2026年3月期の連結業績は、売上高86.55億円(前年同期比12.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6.01億円(同23.9%増)と、DX需要の拡大やM&A効果により大幅な増収増益で着地した。
- 株主還元を強化しており、当期の期末配当を50円から55円に増配(年間105円)したほか、次期(2027年3月期)は年間125円へのさらなる増配を予想している。
- 2025年5月に連結子会社化した株式会社グリーンキャットとのシナジー創出や、生成AI・クラウド領域への積極的なリソース投入により、次期売上高100億円の大台到達を目指す強気な計画を公表した。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-22 | 2026年3月期 通期 | +19.6% | +11.1% | +0.7% | — | — |
| 2026-01-23 | 2026年3月期 第3四半期 | -1.7% | -1.5% | -5.0% | -17.7% | -15.5% |
| 2025-10-22 | 2026年3月期 第2四半期 | -17.8% | +2.6% | -8.7% | -11.8% | -9.5% |
| 2025-07-23 | 2026年3月期 第1四半期 | -45.8% | -0.6% | -10.5% | -16.3% | -18.0% |
| 2025-04-23 | 2025年3月期 通期 | — | -2.4% | -6.2% | -8.9% | +6.0% |
| 2025-02-10 | 2025年3月期 第3四半期 | — | +2.0% | -2.2% | +1.7% | +0.7% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第53期(2024/04/01-2025/03/31)