株式会社くすりの窓口は、「医・薬・介護、個人ユーザー(患者)をつなぐプラットフォーム」の提供を主軸とする企業です。主なサービスは以下の3点に集約されます。
- メディア事業: 薬局検索・予約サイト「EPARKくすりの窓口」や電子お薬手帳アプリの運営。
- みんなのお薬箱事業: 薬局間の不動在庫売買プラットフォームおよび医薬品の共同仕入れサポート。
- 基幹システム事業: 調剤薬局・医療機関向けのレセプトコンピュータ(レセコン)や電子カルテ、在庫管理システムの販売。
主要顧客は全国の調剤薬局、医療機関、介護施設です。競合環境としては、医療DXを推進するITベンダーや大手調剤チェーンの自社システムがありますが、同社は「EPARK」ブランドによる圧倒的なユーザー基盤(数千万人規模)と、薬局の仕入れから業務効率化までを垂直統合で支援できる点に優位性を持っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
17.4%
≧10%が優良
ROA
11.1%
≧5%が優良
ROE
27.2%
≧10%が優良
ROIC
22.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
28.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
42.6%
≧10%が優良
EPS成長率
113.8%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高111.99億円(前年比28.4%増)、営業利益19.53億円(同42.6%増)と、医療DXの特需を捉え大幅な増収増益を達成。
- 営業キャッシュ・フローが53.26億円の赤字となったが、これは共同仕入れサービスの決済スキーム変更に伴う一時的な未払金減少(76億円)が主因。
- 創業以来初の配当(1株当たり27円)を実施し、自己資本比率も69.5%へ急上昇するなど、成長フェーズから収益還元フェーズへの移行が鮮明。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 6.3億円 / 予想: 22.0億円
+64.7%
売上高
実績: 29.1億円 / 予想: 123.0億円
+10.8%
2Q
営業利益
実績: 12.6億円 / 予想: 22.0億円
+33.0%
売上高
実績: 58.3億円 / 予想: 123.0億円
+7.0%
3Q
営業利益
実績: 20.1億円 / 予想: 24.5億円
+29.5%
売上高
実績: 89.3億円 / 予想: 123.0億円
+6.0%
通期
営業利益
実績: 26.8億円 / 予想: 未開示
+37.3%
売上高
実績: 123.3億円 / 予想: 未開示
+10.1%
3行解説
- 2026年3月期(通期)は、売上高が前期比10.1%増の123.3億円、営業利益が同37.3%増の26.8億円と、サービス利用拡大により大幅な増益を達成。
- キャッシュフロー面では、前期の営業CF赤字から29.4億円の黒字へ急回復し、利益成長に伴う資金創出力の向上が鮮明となった。
- 積極的なM&A戦略を継続しており、連結範囲の拡大に加え、2026年4月にはクリニック向けIT支援を行うテクノネットワーク社の買収を発表。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +37.3% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +29.5% | -0.9% | +4.8% | +6.3% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | +33.0% | -12.0% | -16.6% | -25.1% | -20.7% |
| 2025-08-14 | 2026年3月期 第1四半期 | +64.7% | +18.7% | +20.4% | +6.2% | +14.6% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +42.6% | +4.2% | +11.7% | +38.7% | +47.4% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +41.3% | +18.5% | +14.2% | +15.1% | +40.2% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第21期(2024/04/01-2025/03/31)