高周波熱錬株式会社(ネツレン)は、独自の高周波誘導加熱技術(IH技術)を中核に、土木・建築用のPC鋼棒、自動車・二輪車用ばね鋼線(ITW)などの「製品事業」と、金属熱処理受託およびIH装置の製造販売を行う「IH事業」を二本柱とする開発型企業です。主要顧客は自動車メーカー、建設機械メーカー、大手ゼネコン等多岐にわたります。IH技術の「無公害・省資源」という特性を強みに、EV化や環境負荷低減といった市場ニーズに対応しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
2.8%
≧10%が優良
ROA
2.0%
≧5%が優良
ROE
2.7%
≧10%が優良
ROIC
1.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
-0.9%
≧10%が優良
EPS成長率
23.1%
≧10%が優良
3行解説
- 連結売上高は575.6億円(前期比0.6%増)と微増ながら、可児工場等の減損損失7.12億円計上により営業利益は16.17億円(同0.9%減)と伸び悩んだ。
- 株主還元を大幅に強化し、自己資本配当率(DOE)目標を3.0%から4.0%以上に引き上げるとともに、20億円規模の自社株買いを継続実施している。
- 成長戦略として、2025年4月にコンクリート製品製造の株式会社ドーケンを19.08億円で買収し、事業領域の拡大とシナジー創出を急いでいる。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 1.7億円 / 予想: 16.0億円
-55.8%
売上高
実績: 130.9億円 / 予想: 580.0億円
-6.3%
2Q
営業利益
実績: 5.1億円 / 予想: 16.0億円
-40.0%
売上高
実績: 263.7億円 / 予想: 580.0億円
-9.1%
3Q
営業利益
実績: 10.9億円 / 予想: 16.0億円
+1.3%
売上高
実績: 411.8億円 / 予想: 580.0億円
-1.8%
通期
営業利益
実績: 18.9億円 / 予想: 未開示
+17.0%
売上高
実績: 582.8億円 / 予想: 未開示
+1.2%
3行解説
- M&A戦略の進展(ドーケン、MDI社の連結化)とコスト上昇分の販売価格への転嫁により、売上高は582億7,700万円(前年比1.2%増)、営業利益は18億9,200万円(同17.0%増)の増収増益を達成。
- 特別損失として減損損失2億5,700万円を計上したことや、前期の有価証券売却益の剥落により、親会社株主に帰属する当期純利益は13億2,900万円(同26.8%減)と減益着地。
- 株主還元を強化し、DOE(自己資本配当率)4.0%以上を基準とする新方針を導入。年間配当は前期比20円増の71円へ大幅増配し、次期も同水準を維持する計画。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +17.0% | -1.9% | -0.8% | -0.5% | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | +1.3% | -1.4% | -0.2% | +1.4% | -4.9% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | -40.0% | -2.1% | -3.5% | -0.8% | +2.4% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -55.8% | -1.8% | -3.9% | -1.4% | -10.6% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | -0.9% | +0.0% | +12.1% | +17.3% | +17.9% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | -14.4% | +0.8% | -0.6% | +2.5% | +2.0% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第114期(2024/04/01-2025/03/31)