NITTOKU株式会社は、コイルやモータ用自動巻線機の製造・販売において世界トップクラスのシェアを誇るグローバルニッチトップ企業です。
- 事業内容: 主力の「ワインディングシステム&メカトロニクス事業」では、自動車(EV/HV)、電子部品、精密機器向けの自動巻線機やFAシステムを提供。近年は単体機から生産ライン全体を構築する「ラインビルダー」への転換を推進しています。また、非接触ICタグ・カード事業も展開しています。
- 主要顧客・競合: 自動車部品メーカー、半導体・電子部品業界。高度な擦り合わせ技術が参入障壁となっており、競合他社に対して「ブラックオーシャン戦術(競合が追随できない領域の深耕)」で優位性を確保しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
3.4%
≧10%が優良
ROA
1.9%
≧5%が優良
ROE
3.4%
≧10%が優良
ROIC
1.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
8.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-73.1%
≧10%が優良
EPS成長率
-51.3%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は332.7億円(前年比8.0%増)と増収を確保したが、新規大型案件の難航や欧州拠点の不振により、純利益は13.1億円(同52.3%減)と大幅な減益に。
- 2024年4月にアステクノスを10億円で買収し、第一実業との業務提携(2025年3月)を行うなどM&Aと協業を加速しているが、運転資本の増加により営業CFは50百万円と低迷。
- 次期より連結配当性向40%以上を掲げ、23億円規模の自社株買いを実施するなど還元姿勢は極めて強いが、財務レバレッジの急速な上昇には注意が必要。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 3.4億円 / 予想: 33.0億円
—
売上高
実績: 63.4億円 / 予想: 400.0億円
+46.7%
2Q
営業利益
実績: 23.9億円 / 予想: 40.0億円
+6035.9%
売上高
実績: 193.0億円 / 予想: 400.0億円
+35.5%
3Q
営業利益
実績: 41.8億円 / 予想: 46.0億円
+725.5%
売上高
実績: 304.6億円 / 予想: 410.0億円
+41.4%
3行解説
- 業績の急拡大と利益率の改善: 売上高が前年同期比41.4%増、営業利益が同725.2%増(約8.2倍)と驚異的な伸びを記録。新規開発要素の少ない高採算案件の比率上昇が寄与。
- 米国市場の躍進と通期予想の上方修正: 米国向け売上が前年同期の14億円から88億円へ激増。これを受け、通期業績予想および配当予想(年間62円)を本日付で上方修正。
- 成長投資とリスク管理の両立: インド合弁会社の本格稼働や片岡製作所への再生支援など攻めの姿勢を見せる一方、仲裁関連費用5.6億円を特別損失に計上し、膿を出し切る格好。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +725.5% | -1.0% | +7.7% | +3.5% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | +6035.9% | -2.5% | -1.2% | -6.8% | -3.2% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | — | -1.7% | +4.7% | +4.8% | +3.8% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | -73.1% | +0.6% | -14.2% | -17.0% | -12.3% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | -74.6% | -3.3% | -1.0% | -0.8% | -0.3% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第53期(2024/04/01-2025/03/31)