SANEI株式会社は、給水栓(水栓金具)、給排水金具、配管部材の製造・販売を行う水栓金具の専門メーカーです。デザイン性に特化した「SUTTO」や「soroe」といった自社ブランドを展開し、プロダクトデザイナーとの協業による付加価値の高い製品に強みを持ちます。 販売チャネルは、管材店を通じた非住宅・住宅向けの「管工機材ルート」、ホームセンターやEC等の「リテールルート」、住宅設備メーカーへの「メーカールート」、およびアジア圏を中心とした「海外ルート」の4つに区分されています。競合他社は数十社存在するものの、デザインとエレクトロニクス(自動水栓等)の融合を掲げ、単なる部品販売から「住空間全体の提案(水域・面の販売)」への転換を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
6.6%
≧10%が優良
ROA
7.8%
≧5%が優良
ROE
8.8%
≧10%が優良
ROIC
6.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
-4.6%
≧10%が優良
EPS成長率
-7.0%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は高付加価値製品の伸長と価格転嫁により過去最高の284.6億円を達成したが、原材料費高騰や為替影響、創業70周年費用により経常利益は18.4億円(前年比6.7%減)の減益。
- 住宅着工件数の減少に対し、デザイン賞受賞の「soroe」シリーズ等のブランド戦略と、非住宅市場(ホテル・施設等)へのスペックイン強化で対抗し、シェアを拡大。
- 9期連続の増配を実現し、棚卸資産を約9億円圧縮するなど資産効率を改善。自己資本比率も58.3%に向上しており、攻めの設備投資に向けた財務基盤は極めて健全。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-07 12:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.5億円 / 予想: 22.0億円
-39.3%
売上高
実績: 71.1億円 / 予想: 300.0億円
+4.8%
2Q
営業利益
実績: 6.7億円 / 予想: 22.0億円
+0.8%
売上高
実績: 140.3億円 / 予想: 300.0億円
+3.3%
3Q
営業利益
実績: 13.8億円 / 予想: 22.0億円
+3.1%
売上高
実績: 216.4億円 / 予想: 300.0億円
+2.3%
通期
営業利益
実績: 18.3億円 / 予想: 未開示
-2.8%
売上高
実績: 290.4億円 / 予想: 未開示
+2.0%
3行解説
- 新設住宅着工戸数が前年比12.9%減と低迷する中、高付加価値製品の伸長により売上高は290億4,200万円(前年比2.0%増)を確保したが、銅価格高騰や万博協賛費等のコスト増で営業利益は18億3,000万円(同2.8%減)の微減益となった。
- 配当は2026年3月期に年69円(前期比実質9円増)を実施し、次期2027年3月期も年75円を予想。11期連続の増配となる累進配当方針を鮮明にしている。
- 仕入先への支払いを手形から現金振込へ原則廃止したことで、営業キャッシュ・フローが前期の16億7,900万円から4,800万円へと急減したが、これはサプライチェーン最適化に伴う一時的かつ戦略的な資金変動である。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-07 | 2026年3月期 通期 | -2.8% | -3.0% | — | — | — |
| 2026-01-26 | 2026年3月期 第3四半期 | +3.1% | +1.3% | +1.9% | -6.1% | -3.9% |
| 2025-10-27 | 2026年3月期 第2四半期 | +0.8% | +0.2% | -6.0% | -3.5% | -0.5% |
| 2025-07-28 | 2026年3月期 第1四半期 | -39.3% | +10.8% | -1.0% | -4.3% | -1.7% |
| 2025-05-02 | 2025年3月期 通期 | -4.7% | +3.5% | -0.3% | -0.3% | -0.7% |
| 2025-01-27 | 2025年3月期 第3四半期 | -9.0% | -0.8% | +2.5% | +5.6% | +10.1% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第65期(2024/04/01-2025/03/31)