ヤマシンフィルタ株式会社は、建設機械用フィルタの専門メーカーとして、油圧回路に使用されるリターンフィルタ等で世界トップクラスのシェアを誇ります。
- 事業内容: 建機用フィルタ、産業用フィルタ、プロセス用フィルタ、およびエアフィルタの開発・製造・販売。
- 主要製品: 建設機械の心臓部を守る「ろ材」を自社開発・内製化している点が最大の強み。次世代素材「ナノファイバー」の量産化にも成功。
- 主要顧客: キャタピラー社(CATAPILLAR INC.)向けが連結売上高の11.2%(約22.5億円)を占める。
- 競合環境: ろ材の内製化による差別化で高い利益率を維持しているが、新興国市場における模倣品や廉価品との競争がリスク要因。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
13.1%
≧10%が優良
ROA
10.0%
≧5%が優良
ROE
7.8%
≧10%が優良
ROIC
7.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
11.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
86.4%
≧10%が優良
EPS成長率
120.9%
≧10%が優良
3行解説
- 建機用補給品フィルタの販売拡大により、売上高201億円、親会社株主に帰属する当期純利益17.2億円と創業以来の過去最高益を達成。
- 自己資本比率84.9%、営業CFが純利益を大きく上回る27.6億円と、極めて堅実な財務基盤とキャッシュ創出力を示す。
- 2028年3月期に向けた新中期経営計画で「配当性向80%以上」「DOE10%以上」という極めて意欲的な株主還元方針を打ち出している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 6.6億円 / 予想: 27.2億円
+10.0%
売上高
実績: 51.0億円 / 予想: 204.2億円
+5.8%
2Q
営業利益
実績: 13.7億円 / 予想: 28.7億円
-0.4%
売上高
実績: 102.9億円 / 予想: 208.4億円
+3.8%
3Q
営業利益
実績: 19.8億円 / 予想: 28.7億円
-3.4%
売上高
実績: 156.0億円 / 予想: 208.4億円
+4.4%
3行解説
- 主力の建機用は堅調も、エアフィルタ事業の失速が重荷: 建機用フィルタは新車・補修用ともに需要が回復し増収増益(売上高+6.7%)となったが、エアフィルタ事業が基幹システム刷新に伴う混乱で赤字転落し、連結営業利益は3.4%減益となった。
- 利益進捗にやや遅れ、通期計画達成には4Qの急回復が必須: 第3四半期累計の営業利益進捗率は69.0%にとどまり、前年同期の進捗率(約70%)を下回る。通期目標(28.7億円)達成には、システムトラブルの解消と4Qの追い上げが不可欠な状況。
- 積極的な株主還元姿勢を継続: 業績が足踏みする中でも、年間配当は前期の12円から18円へと大幅増配の予想を据え置き。自社株買い(約12.6億円)も実施しており、資本効率重視の姿勢を鮮明にしている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -3.4% | -2.0% | -8.0% | -16.5% | — |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | -0.4% | -4.3% | -15.6% | -21.4% | -27.1% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +10.0% | -2.6% | -6.5% | +2.4% | +11.4% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +86.4% | +2.0% | +6.0% | -0.3% | +12.8% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +118.7% | -1.3% | -4.6% | -8.8% | -16.9% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第70期(2024/04/01-2025/03/31)