ワイエイシイホールディングス株式会社は、持株会社としてグループ20社(連結)を擁し、多角的な装置開発・製造・販売を行う企業体です。主な事業は、イオンミリング装置やクリーンコンベアを扱う「半導体・メカトロニクス関連事業」、人工透析装置などを製造する「医療・ヘルスケア関連事業」、そしてクリーニング装置や精密熱処理装置を担う「環境・社会インフラ関連事業」の3セグメントで構成されています。主要顧客にはニプロ株式会社(売上比率18.9%)があり、グローバル市場(特に中国・アジア地域)への展開も積極的に行っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
5.9%
≧10%が優良
ROA
3.2%
≧5%が優良
ROE
3.3%
≧10%が優良
ROIC
2.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-14.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
-32.5%
≧10%が優良
EPS成長率
-60.6%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、環境・社会インフラ事業の投資先送りが響き、売上高14.1%減、純利益60.5%減と大幅な減益決算となった。
- 営業キャッシュフローは26.7億円(前年同期は8.8億円)と大幅に改善し、売掛金の回収が進んだことで資金繰りの健全性は維持されている。
- 大幅減益ながら配当維持に努め、配当性向は123.4%に達しており、M&Aによる計測機器分野の強化など将来成長への投資も継続している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -3.2億円 / 予想: 20.0億円
—
売上高
実績: 47.0億円 / 予想: 300.0億円
-13.5%
2Q
営業利益
実績: 7.7億円 / 予想: 20.0億円
+28.6%
売上高
実績: 128.5億円 / 予想: 300.0億円
+13.8%
3Q
営業利益
実績: 11.7億円 / 予想: 20.0億円
+53.2%
売上高
実績: 190.6億円 / 予想: 300.0億円
+17.6%
通期
営業利益
実績: 13.2億円 / 予想: 未開示
-2.6%
売上高
実績: 264.6億円 / 予想: 未開示
+14.8%
3行解説
- 負ののれん発生益により最終利益が急増: 2026年3月期の売上高は前期比14.8%増の264.6億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同137.1%増の13.2億円と大幅増益。三和電気計器グループの買収に伴う負ののれん発生益9.3億円(特別利益)が大きく寄与。
- 環境・社会インフラ事業が成長を牽引: 電力関連事業やFPD関連が好調で、同セグメントの売上高は前期比30.1%増の104.5億円と急成長。期末には三和電気計器グループを連結子会社化し、さらなる事業規模拡大の布石を打つ。
- 次期の大幅増益予想と累進配当の導入: 2027年3月期は、買収効果や半導体・医療の回復を見込み、営業利益を前期比150.0%増の33億円と強気に予想。配当方針を「累進配当」へ変更し、株主還元への姿勢を鮮明化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -2.6% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +53.2% | -0.1% | +1.8% | -0.6% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | +28.6% | -2.8% | +20.6% | +11.9% | +12.6% |
| 2025-08-13 | 2026年3月期 第1四半期 | — | -0.1% | -3.5% | +0.1% | -2.9% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | -32.5% | +2.3% | -9.1% | -6.0% | -7.6% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | -28.9% | -0.6% | +10.6% | +0.6% | -10.6% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第53期(2024/04/01-2025/03/31)