短信要約
1. 要点(3行)
- 営業利益が辛うじて黒字確保も、収益性は極めて低迷: 売上高は556.4億円(前期比0.3%減)と横ばいながら、営業利益は原材料高や人件費増が響き、わずか0.06億円(前期比94.4%減)の着地となった。
- 中国市場が牽引役に浮上: 日本・北米・欧州が減速または横ばいの中、中国はローカルロボットメーカー向けの受注拡大により、売上高が前期比35.1%増の56.2億円と突出した勢いを見せた。
- 次期見通しは「未定」の異例事態: 受注高は回復基調(前期比20.3%増)にあるものの、米トランプ政権の関税政策などの不透明感を理由に、2026年3月期の通期予想を公表せず、警戒感が残る。
2. 直近の業績と進捗率
2025年3月期(通期)の連結実績は以下の通りです。
- 売上高: 556.45億円(前期比0.3%減)
- 営業利益: 0.06億円(前期比94.4%減)
- 経常利益: 1.51億円(前期比73.5%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 34.73億円(前期は248.06億円の赤字)
分析: 通期計画に対する進捗率は、最終利益こそ投資有価証券売却益(58.6億円)の計上により黒字化しましたが、本業の営業利益は実質的に損益分岐点ギリギリの状態です。2026年3月期の第2四半期(累計)予想は売上高270億円、営業利益3億円と設定されており、緩やかな回復を見込んでいますが、前年の勢いと比較すると回復の足取りは依然として重いと言わざるを得ません。
3. セグメント別のモメンタム
- 日本(減速・停滞): 売上高217.2億円(前期比0.4%減)、セグメント利益22.2億円(同45.6%減)。産業用ロボットは底入れ確認も、車載向けや一般産業機械向けが低迷し、減益幅が拡大。
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今期実績
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2024-03 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 556.5億円 | -0.3% | 558.0億円 |
| 営業利益 | 6,000,000円 | -94.4% | 1.2億円 |
| 経常利益 | 1.5億円 | -73.5% | 5.7億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 34.7億円 | — | -248.1億円 |
| 包括利益 | 17.6億円 | — | -216.6億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 36.57円 | — | -261円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-03末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 1136.2億円 | 1191.4億円 |
| 純資産 | 789.4億円 | 794.0億円 |
| 自己資本比率 | 69.5% | 66.6% |
| 自己資本 | 789.4億円 | 794.0億円 |
| 1株当たり純資産 | 831.82円 | 836.02円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | 4.4% | -27.1% |
| ROA(総資産経常利益率) | 0.1% | 0.4% |
| 売上高営業利益率 | 0.0% | 0.2% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 75.2億円 | 127.3億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 14.8億円 | -59.5億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -58.7億円 | -81.2億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 229.2億円 | 189.4億円 |
来期予想
業績予想は開示されていません。
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 10円 | 10円 |
| 期末 | 10円 | 10円 |
配当性向:当期 54.7% / 前期 —
純資産配当率:当期 2.4% / 前期 2.1%