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6463 プライム

TPRは、内燃機関(エンジン)の重要機能部品であるピストンリングやシリンダライナを主力とする自動車部品メーカーです。旧社名の「Teikoku Piston Ring」が示す通り、極限の環境下で高い気密性と潤滑性が求められるエンジン部品において、世界トップクラスのシェアを誇るニッチトップ企業です。

現在のビジネスモデルは、長年培った材料・加工技術を背景とした「パワートレイン分野」での圧倒的な収益力と、そこから生み出されるキャッシュを「フロンティア分野(ゴム・樹脂、新素材、EV関連)」に投じることで、脱炭素・EV化という産業構造の変化に対応しようとする転換期にあります。

市場ポジション

プライム市場 / 機械

市場内 業種内

最新の有価証券報告書サマリー

出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-19 提出)

収益性

営業利益率

5.8%

≧10%が優良

ROA

3.9%

≧5%が優良

ROE

4.6%

≧10%が優良

ROIC

3.4%

≧7%が優良

成長性

売上高成長率

-0.7%

≧10%が優良

営業利益成長率

-10.5%

≧10%が優良

EPS成長率

8.5%

≧10%が優良

3行解説

  • 内燃機関用部品で世界屈指のシェアと高い技術障壁を持ち、成熟市場ながら極めて強固な収益基盤を確立している。
  • 銀行出身のCEOが資本効率とガバナンスを統括し、現場出身のCOOがモノづくりを執行する、金融と技術のバランスが取れた経営体制。
  • 課題は「エンジン依存」からの脱却であり、保有資産(含み益のある株式等)の流動化を進めつつ、ナノ素材やEV部品などの新領域へ資本を集中投下している。

最新の決算短信サマリー

出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-15 15:00 提出)

進捗

1Q
営業利益
-19.5%
売上高
-2.5%
2Q
営業利益
-9.2%
売上高
-4.8%
3Q
営業利益
-15.7%
売上高
-3.6%
通期
営業利益
-8.3%
売上高
-1.0%

3行解説

  • 2026年3月期は売上高1,905億円(前年同期比1.0%減)、営業利益102億円(同8.3%減)と減収減益ながら、持分法投資利益の増加等により純利益は93億円(同6.0%増)と増益を確保した。
  • 中国現地メーカー向けの販売が好調な「アジア」や、赤字幅が縮小した「北米」が堅調な一方、国内販売の軟調や研究開発費の増加、および傘下のファルテックグループの不振が重荷となった。
  • 決算発表と同時に、発行済株式総数の約6.2%にあたる45億円を上限とした大規模な自己株式取得と、2026年3月期の期末配当増額(27円から31円)を発表し、株主還元姿勢を鮮明にした。

決算短信と発表後の株価反応

株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)

提出日 決算短信 営業利益 前年同期比 当日 1週間 1ヶ月 2ヶ月
2026-05-15 2026年3月期 通期 -8.3% +2.8% +0.2%
2026-02-13 2026年3月期 第3四半期 -15.7% -1.3% -1.5% -8.4% -5.9%
2025-11-13 2026年3月期 第2四半期 -9.2% -1.2% -0.2% +3.6% +1.7%
2025-08-08 2026年3月期 第1四半期 -19.5% +0.2% -1.5% +6.2% -52.3%
2025-05-15 2025年3月期 通期 -10.5% -2.9% -6.8% -11.7% -5.7%
2025-02-13 2025年3月期 第3四半期 +2.6% -0.9% -1.9% +5.3% -6.8%