神戸天然物化学株式会社は、有機化学品の研究・開発・生産受託(CDMO)を主業とする企業です。医薬、情報電子、バイオの先端分野において、顧客の製品開発フェーズ(研究・開発・量産)に応じた「ステージアップ・グロース」モデルを展開しています。
- 主要製品: 有機EL等の表示材料、半導体用化学品、医薬品原薬・中間体、抗体医薬製造用助剤。
- 主要顧客: 鳥居薬品株式会社(売上比率13.0%)など。上位10社で売上高の64%を占める顧客密着型ビジネスです。
- 競合環境: 創薬ベンチャーや大手化学・製薬メーカーの受託部門と競合しますが、研究から商用生産まで一貫して支援できる体制を強みとしています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
9.4%
≧10%が優良
ROA
4.0%
≧5%が優良
ROE
5.5%
≧10%が優良
ROIC
3.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-10.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
-62.9%
≧10%が優良
EPS成長率
-50.7%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、医薬・バイオ部門での開発案件の獲得遅延と製品構成の変化により、売上高は81.7億円(前期比10.7%減)、経常利益は9.2億円(同55.6%減)の大幅な減益となった。
- 成長戦略として「ステージアップ・グロース」を掲げ、出雲工場やバイオセンターへ約56億円規模の大型設備投資を継続しており、固定資産が前期から約26億円増加している。
- 配当は前期から3円増配の年33円(配当性向34.6%)を実施。自己資本比率は67.1%と、積極投資の中でも高い財務健全性を維持している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -0.1億円 / 予想: 7.8億円
—
売上高
実績: 16.9億円 / 予想: 86.0億円
+20.6%
2Q
営業利益
実績: 0.0億円 / 予想: 7.8億円
—
売上高
実績: 33.7億円 / 予想: 86.0億円
+1.6%
3Q
営業利益
実績: 1.5億円 / 予想: 8.5億円
-52.2%
売上高
実績: 55.9億円 / 予想: 88.0億円
+6.5%
通期
営業利益
実績: 10.2億円 / 予想: 未開示
+32.8%
売上高
実績: 90.9億円 / 予想: 未開示
+11.2%
3行解説
- 2026年3月期は、バイオ事業(前期比26.5%増)や医薬事業が牽引し、売上高90.93億円(同11.2%増)、営業利益10.24億円(同32.7%増)と大幅な増益を達成。
- 2027年3月期の通期予想は、中東情勢の緊迫化によるホルムズ海峡の事実上の閉鎖と供給網の混乱を理由に、現段階では合理的な算定が困難として「未定」とした。
- 積極的な設備投資によりバイオ事業の新棟が寄与し、成長スピードが加速する一方で、新工場の稼働に伴う減価償却費や人件費などの固定費負担が増加傾向にある。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +32.8% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -52.2% | +0.1% | +1.9% | +0.5% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | — | +0.7% | +0.7% | -2.5% | -0.4% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | — | -0.8% | -6.0% | -1.5% | -3.5% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -63.0% | -1.6% | -5.2% | -0.3% | +1.3% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | -62.1% | -0.4% | +3.1% | -0.2% | -1.9% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第41期(2024/04/01-2025/03/31)